*
ずっと泣いていたの?
溜まった水の中
新しい命 光るよ
 
ここで待ってたの?
不足気味の酸素
だけどさ 少し温かい
 
 
やがて ここは海
海になるよ
 
 
 ....
わたしがどんなに折れた線を描いても
きみと交わることはないようだ
なら、わたしはきみの存在を忘れ
線を描くのではなく
点を打とう
わたしは
線を描きたいのではなく
点で描きたかったんだ
 ....
7月の朝
ピアノのある部屋の
ソファーの上にある
馬鈴薯に
花がついているのを
見た
夜露で濡れていた
そいつを
僕はタオルで
ゆっくりと拭った
馬鈴薯
受刑者のような
放浪者 ....
ピンボールマシンの
メッキボールが
欲しかった


ラムネのビー玉より
重たく思え

それが
なんとなく魅力的で

惑わす鉄のボールは
ゆっくり放たれると
知らない道を駆け登り
ポコンと落ちる ....
『プラットホーム』



月を見てた



満月でも新月でも


三日月でも半月でもない






見てたら


そのうち


ぼやけていた

 ....
冬の立つ前の最後の雨です。
サルビアの花が燃えるように赤くなる。

 (巷に雨の降るように)

  さびしいさびしい晩秋です。
  山ははらはら葉を落とす。

   (巷に雨の降るよう ....
好きになってもいいですか
貴方を好きになってもいい?
貴方を信じていいですか
口づけをしてもいい?

貴方の事をもっと知りたい
過去も現在も未来も
好きな事を、
そして私を知って欲しい ....
本当に

本当に

好きだったんだ

愛してたんだ

・・・本当に




世界が反転した夜に




オリオン座流星群が
真横を通り過ぎて
その残像がある ....
トリスタン・ツァラの
傷ついたガラスの翼が
電線にとまっている
厚い黒雲の下
かすかな光を受けて

誰でもない誰かの夢の投影機
初期宇宙のスープの中を漂っていた
清潔な怒りは
未来で ....
{引用=



一 まざり、あう



かぜをすする、と
むねは
しずかさを
とりもどす

むかしむかし
おそらくぼくは
みずうみだったのだろう
かわではなく
うみで ....
真夜中に
「はい、これあなたの分」と
天井から降りてきた手にレの音を渡された
なんで?どうして?あんたはだれだ?
戸惑っているうちに
レがほっぺにくっついてとれなくなった
慌てて救急外来に ....
遠い空とつながったきみが
小さな点になる
それは消失してしまいそうな
さびしい孤独であるのに
ふしぎな水色に輝いている

逆さまから立ち上がるときのきみは
やさしい速度でやってくる
淡 ....
待ち受ける困難や痛み
なんて

わかんないけど

意味も見出だせないまま

正しさと虚しさ
重さ以上に

理解をこえてる。
今はただ憂いを抱いて
枯れた花のように
揺れる時を眺めるだけ

風の色は悲しく
モノクロームの冷たさと
隣り合わせの絶望が
静かに溶けてゆくのがわかる

土が湿り 空をも動かす
 ....
何でお前はいつもそうなんだって。

そりゃあ、オレはアンタじゃねーからだよ。
人は明日に
明日に何を思うだろうか
今日の続きか
それとも
新しい始まりか
答は風だけが知っている
砂のついたビーチサンダルは所在をなくし
流れ着いたガラス瓶の手紙が
いつまでも私の後を追ってくる

清い螺旋形を描いて落ちていく秋に
いつも尋ねることは
指先の業火を消す方法

白樺の ....
やっぱ、君と僕とでは生きているセカイが違うのに気づいたんだ。
ズレがどんどん大きくなっていくのに気づいたんだ。二人のセカイはぼやけていく。
君はちょっと疲れただけの普通の女の娘。僕は生まれながらの ....
いきて、しぬ。
いきることだけをかんがえても
しぬことだけをかんがえても
必ず
二人同時に好きになる
胸がときめく
最大人数は二人で
最小人数も二人で
どちらがより好みか
考えているうちに醒めてしまう
おいおい
どっちでもいいじゃないか
脈がありそうな方に ....
彼の母親になって
宙吊りの栄光を愛撫していると
日曜日が死んでいた

月曜日は可燃ごみだから
きみの生活を袋に詰める
捨てられていた
卵でわたしは調理をしたけれど
殻に溜まった水が腐っ ....
街が僕を喰らい尽くすから
夜明けまでに気丈な心を買わなくては
働いても働いても胃の袋は満たされないけど
学んでも学んでも空の頭に塵が溜まる

僕は搾取される側の人間だ
恐らく大半がそうなの ....
私は今日も、顔を洗う。 

両手で覆った顔を上げて 
目に映る何でもない日常が 
常に真新しい(今)であるように 


  * 


もう会うこともない 
ある人が 
いつか何 ....
名前はポチです。拾ってください。

自分で自分にそう張り紙して
座り込んでいたい日がある。

やさしい人
ただ、大丈夫?とだけ声をかけて。

親切な人
封を切っていないコーヒーやおに ....
呼吸を始めてから、にじゅうねんとすこし

手を繋ぐことを夢見ました
実際は並んで歩くこともできない私だったから

もう、きっと、
忘れられているでしょう

呼吸を始めてから、にじゅうね ....
彼女は言った
翅があるんだって
臆せず言った
何所へでも飛んでゆけるのだって
でもその翅は堅かったけど薄くって
プラスチックの板のように脆くって
いつかぱきりと
音を立てて割れてしまった ....
どこへゆくのか
風よ
ひゅーひゅーと



どこへゆくのか
空よ
ふたりの
心よ



こんな
秋晴れの
爽やかさのなかで



どろどろと
煮えたぎる
怨念 ....
日曜日
午前11時

3日前の新聞
細く切り裂いてる

ときどき
思い出したように
朝食の皿
トマト
ブロッコリー
の順で口に運ぶ
最下位のウィンナー
干乾びてる

 ....
冬の寒さをどうしのごうか
そう考えているうちに街の男は死んでいった
手をかざして君の存在を探す

何処にもいない君を探す
悲しみ苦しみ辛ささえ忘れて
ただ君を探す

あの時何故僕は離してしまったのだろう
何故逃げてしまったのだろう

君が僕の幸せの形だったのに
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
グレード・マザーからくり108/10/23 22:48
印象ここ208/10/23 21:43
馬鈴薯真鍋 晃弘3*08/10/23 21:39
ピンボールの行く先北斗七星208/10/23 21:18
  『プラットホーム』瀬田行生308/10/23 20:52
ノスタルヂア亜樹208/10/23 19:42
好きになってもいい?ペポパンプ3*08/10/23 19:11
世界が反転した夜にセルフレーム208/10/23 15:44
自由ぎよ508/10/23 15:24
小詩集【かなしみ】[group]千波 一也4*08/10/23 14:04
明楽208/10/23 12:46
空中ぶらんこ佐野権太19+*08/10/23 12:16
いまIzm108/10/23 9:36
Tears of blood108/10/23 8:51
それはアンタのルールBOOKEN...108/10/23 8:50
いちにちゆきこ008/10/23 8:35
Lost Summerマチムラ・ト...1*08/10/23 6:50
ふたりのセカイうおくきん2*08/10/23 4:36
_夢頭制作委員...108/10/23 3:11
木屋 亞万1+*08/10/23 1:07
収集日の朝伊月りさ7*08/10/23 0:46
[狼男]東雲 李葉1*08/10/22 23:52
( 秋の日の断章 ) 服部 剛508/10/22 23:50
名前はポチです。海里1*08/10/22 23:42
にじゅうねんと、すこし三奈8*08/10/22 23:21
no'feat'her,noplaceaidani...208/10/22 23:17
風よ草野大悟108/10/22 22:48
彼と日曜日nonya8*08/10/22 22:22
現状戒途008/10/22 22:08
君の軌跡小鹿野ばんび...008/10/22 21:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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