丸川はグラスを飲み干すと
辛い話をはじめた
世の中には
知らないほうが良いこともあるのな
彼は
泣いていた
ぎゅっと歯を喰いしばっているのがわかった
彼は盛んに
酔っ払ってるからこんな ....
 いとも簡単に
 超えていけそうな気がして
 窓の枠に手をかけた

 ぐらりと揺れた鉄格子
 そのもろさゆえに
 私は閉じ込められたままだ

 どの国へ行っても
 自由、という言葉は ....
君の部屋に行くとぼんやりした僕がいるからポンプで少しずつ邪魔にならないところへ追いやって欲しい/髪の毛に絡んだ蜘蛛の巣も今は空き家で枯れ葉舞う季節雪に埋もれる季節また芽吹く春が来ても変わらずにある/止 .... 僕はああ
はたらく 街を
どこかアメリカへと
景色をけずれ コンクリートブロックを
合流しては離れていくちらばりだった

キャットストリートで喫煙していると
なにかしらの声で注意され
 ....
いつもと違い
皆何でも話してしまう
正直に話してしまう。
人が分かる

嫌な奴
文句言う奴
人にやって貰っていたら
多少は妥協すべきだ

はりきりすぎて
腕が筋肉痛だ
頭は混乱 ....
目覚めると君はいなくて
僕は、すべてが夢だったことを知る
どうやら絶望を抱きしめて眠っていたみたい

奴に好かれてしまったみたいなんだ

悪夢なんてものは存在しない
よっぽど現実の方にう ....
怖くない



戦う理由さえあれば



寂しくない



愛することをやめてしまえば
アイガー北壁に
陽光が差し込み
それは血の色になり
ホテルのデッキから見ていた
俺は微動だに出来なかった

トランペットの輝きになり
トリスタン和音を奏で
ブルックナーのフィナーレを
 ....
私は知りたい 眠らない夜のこと

貴方を止めない 何処へでも行けばいい

彼は忘れたい 影と光のこと


輪廻―バリアループ


近代的高層建築物
その波間に抱かれて 夢を見 ....
クリアブルーのスカイの中に融けてゆく影、背中に置手紙は無く
風に混じる最後の言葉も無かった

黒い刃物の様な
羽を広げたカラス、ある種の領域を制定するみたいに
いくつかのリングを ....
おそらく
だれもなんら関係のない所に
夜のキリンは住んでいる。

林の隙間から
青い光がぽっともれるのをみて
月が恋しいとなく
センチで風変わりなキリン。

恋しいと鳴いているうちに ....


昔、ひとりの修行僧がいた。彼は、心が完全に澄み、あらゆる悩みや欲望が彼を通過していき、何物にも動かされない境地を目指した。物事に動かされないようにと、彼はどんどん重くなっていった。瞑想や思索 ....
あのこの首がもげたときに
ぼくは
なんていったらいいかわからなかった
あのこに向けての言葉どころか
ぼくの気持ちすらわからなかったし
その状況すら 飲み込めなかった

あのこの首がも ....
ピアノの一音が消えた跡を追うように
虫が数匹宙を舞う

夏が終わったね

古い畳の上で
お茶を淹れながら

誰に向かって
話しているのだろう

いつか
秋の色が
この空を満開 ....
たどり着いた

彼女のメルヘン

きみのかわいいルール

そのうえで

しずかな有頂天


波紋)近い未来から

糸のように

フェルメールのように

そんな

 ....
流産して亡くなった、
弟の御霊(みたま)を
ひこうきぐもの
のこりかすに
重ねて、ないてみる
 
空は胎内
包み込んで
あの子のスカートの
ひるがえしたなかに
いつかの青春が
生 ....
準工業地域を抜け
畦道を抜けると
大きな門構えに
由緒ある大ケヤキ
 
視線のかたすみに
逃げる影

それに引かれて
すこし歩いてふり向く
ふり仰ぐ
好々爺の大ケヤキ

椋鳥 ....
誰もいなくなった店 
BGM  と ペン 
を叩く音だけが呼吸する

灰皿からこぼれた灰や 
コースターの跡の水滴

そんな光景はどこにでもあり
反芻して迷路に迷い込む

信号 ....
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
 取り返しのつかない色
 取 ....
川辺にて、そっぽ向く猫背
歌を口ずさんでは知らんふり

肌寒い夜が君を照らして
片思いしたままの猫戯らし
優しく優しく揺れている

浅い川が流れるのをみて
そこに漂いたいと思うけれ ....
ああ死にたい
死んでしまいたい
指の先から煙になって
心臓まで燃えてしまえ(なるべく痛くないように)

ああ死にたい
しかし誤解しないで欲しい
私は死にたいと口にすることが快感なのである ....
優しい目覚めに不意をつかれて
困難なはずの呼吸を意識する
低い体温と冷たい掌と窓のない部屋
窓がないので知ることの出来ない
世界、世界は常に緊急ニュースを発して
頭痛と共に鳴り響くサイレ ....
夜の窓を騒がして
昨日の風が行き来する
慌ただしい肉体
またたく感情
吹き流す煙草の心境に
けむりは青く
はためく

おまえのやせた背中に
描かれた
微細な地図
それから
晩の ....
生まれ出づる場で知らず望んだ言葉を
酸素のように分け与えて


冷えた指先を温める間さえも耳に届く声色。


堅く絡まった糸のほつれをあなたは容易く見付けて


ゆるり

 ....
割れた月を見ていた
窓には冷えた空気が淀んでいた

振り返る
君の惨めな横顔が見える
その青白い頬
笑えないよ
 
割れた月を見ていた
窓には冷えた空気が淀んでいた

絶望も希望 ....
駅の端の小さな改札口で君を待っている
電車がくるたびにパラパラと降りてくるひとりひとり
ここではそんなに多くの人間が行き交うわけでは決してなく
鳥かごみたいな短い階段を
家路につく人たちが通り ....
カーテンを開ける
今日
彼女は何を見るだろう
地上17階
いつもの街並
いつもと少しだけ違ってく景色
夕べの事がまだ
部屋のそこここに残っていて
ほのかな風の粒子となって
揺れるカー ....
目覚めたら、
大昔の神殿が目の前にあったんだ。



或る街で眠るお爺さんの夢



目覚めたら、大昔の神殿が目の前にあったんだ。
中からは呻き声や溜め息や嘆きの叫びが聞こえて ....
{画像=081025210836.jpg}

手をかざし
光を遮る
目を彷徨わせる街並み
風が吹いている
その風は北の街から
吹いてくるのだろう
白っぽい風に夏のなごりは
吹き流され ....
僅かな光が教えてくれる
小さな世界があることを
僅かな人影が教えてくれる
小さな足跡もあることを

僕は平伏して僕は平伏して
僕のことを考えたり
知らない国の音楽を聞いた

部屋 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
丸川真鍋 晃弘008/10/26 17:10
さなぎの夢伊那 果008/10/26 17:08
ヒエロムニス市内キリギリ008/10/26 16:23
日曜日の中でK.SATO2*08/10/26 16:09
バザーペポパンプ2*08/10/26 16:03
目覚めの遺失ヒジキ208/10/26 14:40
在り方ごまんたれぶ...008/10/26 13:54
夕焼けじゅらいち108/10/26 11:14
輪廻—バリアループセルフレーム108/10/26 11:05
休日ホロウ・シカ...3*08/10/26 9:49
青いキリンようちゃん8*08/10/26 6:40
神話葉leaf1208/10/26 5:36
無声ゆうと1*08/10/26 2:44
夏の終わり佐藤伊織008/10/26 2:03
しずかな哀しみ吉岡ペペロ108/10/26 1:17
青年日和ゆうさく308/10/26 0:56
門沢橋6丁目通りtomtom...008/10/26 0:53
Osaka at 6:00crowd008/10/26 0:38
蔦狩り伊月りさ15*08/10/26 0:29
照らして湿児えのき208/10/26 0:25
永久脱亡木屋 亞万1*08/10/26 0:19
君にあいたい湿児えのき008/10/25 23:37
夜の窓オイタル2*08/10/25 23:05
陽戀-yoko-リュウセイ108/10/25 22:54
割れた月梨玖008/10/25 22:47
高田馬場駅戸山口フミタケ7*08/10/25 22:25
空を見上げる1*08/10/25 22:23
或る街で眠るお爺さんの夢セルフレーム008/10/25 21:16
白日の街角[group]beebee608/10/25 21:08
眠りに入るときのこと熊野とろろ208/10/25 20:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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