きょうさあ
ほいくえんつまんなかったねえ
おもいついてためしに
ぼくがいえば
すこしだまったあと
おもしかった
ほぃこえん
ふすまかどこかをじっとみつめて
ひらいた
....
ああ、 さびしいなあって ふとしたときにおもう。
こればかりはかくせない。 さびしい。 さびしい。
さびしいから、かいているのかな、って おもう。
こいびとがいても、 しんゆうが ....
水から生まれた生命が
何億年の時を経て
今 自らの意思で立ち上がる
立ち上がれ 私
立ち上がれ みんな
誰もが それぞれの場所で
それぞれの 方向へ
先頭に立ち 旗を振り 風に向 ....
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる
若いころ札幌で食べた
味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ....
蟻のように働き
見返りは少なく
褒められもせず
当然だと言われ
義務だとも言われ
秋空に想いを馳せる暇も無く
夢を抱くゆとりも無い
掃き溜めのような飲み屋で愚 ....
雲がのびてゆく
編み目を広げて
ただの雲と思うなよ
まだまだ空は広いから
犬の甘え鳴きが
のびきってほどける日を
知らせようとしている
外にいるのか、内にいるのか、気に病んだところで。息はすきまから、ひっきりなしに吹きつけて、痛い。
博物館に、咳ばらいがひびく。みささぎに眠っていたひつぎは腐って、色あせて、当時の面影を遺してはい ....
どうか、どうか、と祈りつつ、
顔も見せぬ奴に嫌気がさし。
もう祈るもんかとまた項垂れる。
これが俺、どうですか。(知りません。)
嘘つきレイニィ、晴れてんじゃん!
y ....
勝手に灯りを消したのは誰?
まだ僕は眠たくないのに
電気を点けたようにもスイッチに手が届かない
時計の音だけが響いていた
★
辺りはすっかり静まり返っていて
月の光も雲に隠 ....
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう
父とは違う
兄とも違う
これが初恋ってことなのかな
山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ....
目に見える価値にとらわれて
目に見えない不安にとりつかれる
物で虚しさにあがなおうとしても
心は満たされない
乾いた心から生まれる
空空しい言葉たち
嘘を嘘でべったりと上塗りさ ....
深い森の中に
最初の一滴が降り
雫は静かに瞬きをする
鳥の瞳になるのだ
枝葉を羽根に変えて
もぞもぞ動き始める
紅葉でもするように
深緑から脱色していく
すべての色は
深緑を ....
確実な事は
あるか。 ないか。
それすらも知らない。
何を知っていて
何を知らないのかも。
そして何を
これから知るのかも。
ただ想像が
あるばかりで。
何が確実で
何は確 ....
物語の不在すら
切なくて
言葉は失速する
結び目をほどかれて
心と体はばらばら
言葉をなくした君は
数字を失ったアルキメデス
百億光年の孤独の真ん中で
真実のすぐそばを ....
歩き出すことを知りました
ひた、
ひたり。
らしさをどこかに求めて
あまやどりをしました
ぽたり
いつしか涙も流しました
そうしてぎこちなく
笑ってしまうの、
わたし
ことばに詰ま ....
示準化石は
何かが棲んでいた証拠でもいいので
20世紀の示準化石としては将来
コンクリートやアスファルトが役立てられることでしょう
ひとかけらずつの翡翠や
黒曜石の鏃が時折ひどく美しいよ ....
つめたく湿った朝
目がさめると
屋根から鳥の足音が聞こえる
降り立って
昨夜の戦況を
せわしなく伝えていた
兵士の声は力尽き
衛生兵の途方に暮れた
足音が聞こえる
数匹 ....
やつれた馬が夕陽の逆光の中、死に場所を探す幻覚、テトラポッドの上に鎮座した唇の歪んだ神は俺の安物の上着に唾を吐いた、あての無い上昇の様な冬の始まりの晴天、粒子である彼らが照らす世界はあまりにも ....
そろそろ立ち上がろうと思います
じっとしている事にもう疲れました
現実に押し潰されるのはもうゴメンです
そろそろ歩き出そうと思います
前を見る勇気
本当の正直さ
....
どきどきと
自分にしか解らない
心音を
黒くて肌触りの
ちめたい夜に埋めた
きのうの夜は
何処にいったの
きのうの夜は
何処にある
隣に座っていた ....
天地に遍く御百度の
餓鬼踏みつけるお不動様がいらっしゃって
ほとんど同時に如来がいっぱいいる
あなたは菩薩
わたしも菩薩
あの人は金剛サッタ
えーはんにゃーはーらみた
えんやー
....
静かで暗い森の中
鳥の羽音が不気味に響いて
あたしは足を止める
足を止めると今度は
茂みの方で小動物がうごめく気配
あたしの体は硬直して
動けなくなる
ここは迷いの森
迷える人間の ....
病院を出ると季節は夏から秋に
広すぎる中央分離帯にしかたなく植えつらねられた
街路樹をばっさばさと揺らす風
川といっしょに埋められた貝
ランドスケープ
ポケットに片手を突っ込んで
....
俺はまた同じ人生に戻ってくる?俺は既に何度も同じ場所で同じように存在していた?
まったく同じ経験を、違う人生で?いや同じ人生で?体験していた?これからも全部忘れていくのか?
思い出す必要もないし、 ....
ここがどこなのかわからなくなって、
どこに何があるのかわからなくなって、
あなたが誰なのかわからなくなって
僕はいつかうさぎのしっぽを踏みつけてしまう
そのうさぎに食べられるかもしれないけ ....
いつでもたれそうです
なにがって なにがでしょう
おさえるのに必死です
こんな容量では
無理って
懸命にすごしてるんです
のたれないように
こころを ....
雨雲がはびこった空へ
僕のねずみ色の狡さが
こっそり飛び去っていくのを
ぼんやり見落としながら
また天気予報がはずれたと
君は唇をとがらせた
ガジュマルの葉っぱに
君の赤毛のした ....
何気なくトップページにアクセスすると
「こんにちは、ゲストさん」の文字
わかっちゃいるけど なんだか切ない
アルファベットの呪文をとなえて 数秒後
今日も私は仲間入り
そ ....
気がつけば
柔らかな布団が体を包みこんでいる朝
遠くから聞こえる踏み切りの音
肌寒い朝の目覚めは私を憂鬱にさせる
嫌なことを思い出させる季節、冬
雪の如く心に降り積もり熱を奪っていく思い ....
チェロの音色が 心に響く
憂いも 悲しみも もろともに
あたたかな 暖炉の火のように
心の中を灯してくれる
迷うこともない
君の心の中には 絶えず
清き泉の ....
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