さぁ 飯を食え 拳を握れ


           黙っていても地球は回る

 
雨露のメロディー悲しげに
しっとり堕ちて
耳の奥 鼓膜に触れてこだまする

深く息を吸い込んだら そのまま
静かに呼吸を止めて
僕は瞼を閉じる
ひと息の自由を手に入れて
都合のいい夢を ....
ゆく道がまわり道だったとして

いったい何を失うっていうの


ふえていくことがあっても

失うものなんてないじゃないか



ゆく道で傷ついたとして

いったい何を失う ....
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ

ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな

 時計が壊れても
 太陽は昇るよ
 無邪気に地球儀をま ....
  秋が腐り
  実、実が
  落ちる



  雲間から
  秋の
  ほぐれた
  隙から
  実、実が
  落ち……



  土、石、
  世界は、
 ....
たとえば、全部うそでもいいんじゃない?
とか、そういう中途半端な感じのあなたの話を聞くとうんざりする

うんざりするし、僕はあなたが嘘だと困るから、やだ
禁忌は破られてしまった
奥へ奥へと踏み込んでくる土足
逃げ惑って
浮かび上がる
ゾクゾクしているうちに
落っこちる星屑
屑だったけれど
星でもあった
惜しげも無くばらまいて
土足に踏 ....
漆黒の草原に立ち
南の塔を見上げる
森はどこだ

セイハロー
こんにちは
旅人たちは三々五々

俺は森を目指す
一直線に
俺は森が見たいんだよ

トラップは平然とそこらにあ ....
神よご慈悲を

呟いてただ目を伏せた
オルゴオルから舞い上がるような、
リズミカルな祈りの小枝

あなたが残していったもの

ほんの少しの後悔と
罪の紅玉

あなたが残してくれた ....
孤独は ビタミン
孤独は 存在
孤独は 原子核

私の小さなマイナスを あなたの周りへと投げる
電子のひと粒で

私たちはつながっている
ように見える

私たちは触れあっている
 ....
身のまわりの色彩が不思議と淡くなる夜
胸のうちに浮かぶ
いくつかの
花の名

鍵盤をやわらかに歌わせる指たちの幻

夢のうちを
あるいは予感のうちを
あえかにかすめていった 星のよう ....
せせらぎは 
言葉を濁すことを知らない

そこはかとない波のゆらめきに
疲れた手を浸し 剥がれてしまいそうな
うろこか言葉かわからないようなものを
さらさら、と流し
そして しぐさを落と ....
ちるりるはらら ちるりるはらら
小動物みたいに笑う
雲のように風のように溶けて流れる
そんなみんなの胸の内
涙落つる止め能はず
両の手のうえ細降る硝子の雪
肌に刺さら ....
ごめんな
ごめんな
痛かったやろ


ちゃうねん、お母さん
おんぶしたろって思っただけねん
だって、まだちっちゃいから
車が多いとこは危ないかな思ってん


道路の真ん中で
落 ....
病と闘いながら
貴方の描いた自画像が
私の心を離さない


貴方は 男らしい顔だった
しかし 貴方が描いた貴方の顔は
左右の顔がアンバランス


貴方が塗った背景は
燃え立つよう ....
 ハラハラとさくら散る空を見上げても、涙は流れない
 青空は黄砂に染まっても、涙は流れない
 流れ流れてさすらえばと、天使の甘い誘惑が耳に優しい
 君は、雨を見たかい?

 さく ....
三つの空のある窓に
光の穴があいている
動きつづける点の奥から
はざまの唱が聞こえくる


朝の翳り
夜の白銀
窓しか照らさぬ窓から来るもの
倒れ砕けた木のむこう
 ....
ねぇ、航海しない?



突然のことで驚いた?
こんなこと言うなんて意外だった?
ううん、特に理由は無いんだけど
今日はすごく天気が良いからさ

ねぇ、航海しない?



突 ....
働くぼくらはお揃いの工人服に工人帽で、
高い窓から覗く四角い青空をみあげた。

仕事はリズミカルに進んだ、

しん、とした倉庫はひんやりして、
フォークリフトだけがぬくもりを持っていた、
 ....
組織に属しているという実感が、
私の心臓に鋼鉄の壁を作り上げる。
その壁よりさらに強固な壁を持つ
巨大な鉄の箱のなか、
ひとたらしのとまどいもないまま、
私は突き進む。
強大なベルトコンベ ....
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
 ....
凄惨な夢と
自分を見ているしかなかったことを
もしまた、誰かが慰めるかもしれない
だからどうしても
掛け替えがない なんてものは
あなたには駄目だ、
今は笑ったのだから
幸せで、
幸せ ....
 大きな大きなタワーの下に
 こっそり置かれたビー玉は誰かが誰かをおもって置いたもの 

 何の感情も抱かずに
 たいていの人間が「ああ」とうなづき一つ置いて過ぎてゆく 

 寄り添う ....
そばにいつも近く
あるものは何だろうかと
声に向かう
手の内に知りたい

たどるほどに温もりを帯び
そしてやがて熱と冷たさ
熱さと熱 温もりに
全体が早まっていく
十字の開いた二本と ....
害虫の為の暗号
害虫達
側溝の対角線上に頭を潰す害虫
話とは害虫の耳の王冠だ
害虫と少しも異ならない砂糖
陶器と害虫達
を描いた貼り絵と害虫


言辞よりも
花の眼球は
国民総生 ....
甘い匂いに誘われて
私の思考は止められた
この感覚が幸せという世界

散歩道で立ちすくむ
ショーウインドウが華やかに
踏み出した方向の違う私を手招いている

私は天性の柔らかさで
脚 ....
このごろ冷えますね
もう冬なのでしょうか
此処は
相変わらず昼夜問わず暗いです
枷も冷えて痛いくらいなのです

けれど、
打たれた刺激で腫れ上がって
言うほど寒くもないのです
傷口が ....
あなたの瞳に映る
私の姿を
いつまでも眺めているよ
あなたが私を見ていてくれてるから
そして私もあなたを見つめるから
きょうさあ
ほいくえんつまんなかったねえ

おもいついてためしに
ぼくがいえば

すこしだまったあと

おもしかった
ほぃこえん

ふすまかどこかをじっとみつめて
ひらいた
 ....
ああ、 さびしいなあって ふとしたときにおもう。

こればかりはかくせない。 さびしい。 さびしい。

さびしいから、かいているのかな、って おもう。

こいびとがいても、 しんゆうが ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
今週のテーマあさごはん108/11/9 18:15
雨露のメロディー百瀬朝子1*08/11/9 16:50
Nothing哀音508/11/9 16:19
ふたりの丸いロマンス北大路京介19*08/11/9 16:13
果実草野春心008/11/9 15:55
例えばの話がん408/11/9 15:46
土足チアーヌ3+*08/11/9 15:40
ロープレudegeu...108/11/9 14:49
何もいらない水島芳野208/11/9 14:17
イオニアuminek...13*08/11/9 11:51
ひそやかに塔野夏子9*08/11/9 11:02
深い森 さくら17*08/11/9 10:49
「あを。」[group]長谷川智子5*08/11/9 10:46
おとうとあ。308/11/9 10:20
自画像青い風6*08/11/9 10:17
君は、雨を見たかい・・・ろけっとぼー...008/11/9 8:43
ひとつ みどり木立 悟208/11/9 8:25
航海1486 1...4*08/11/9 7:59
When I was young[group]佐々宝砂2*08/11/9 5:35
長い夜[group]3*08/11/9 4:45
お風呂さん新守山ダダマ2508/11/9 4:18
浮腫梶谷あや子308/11/9 2:09
真柴108/11/9 1:56
メロディーK.SATO3*08/11/9 1:35
機能について井岡護0*08/11/9 1:08
entrance〜は〜sweets〜で酸素の枷108/11/9 0:52
出来損ないAKiHiC...1+08/11/9 0:13
ゆきこ008/11/9 0:01
ふとんのうえを白井明大6*08/11/9 0:00
いきていると いうことはるこ208/11/8 23:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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