無欲にはなれない。
 なかなかなれない。
  思惑ばかりが交差する。

 試しに辿った記憶の途中で行くアテを失くす。
一つの時間が二つの種を蒔き三日間だけ雨を降らす。
 手にした物と失くし ....
いつまでも
このままで
疲れても
強がっても
忘れられない言葉があって
詩があった

それは大切な歌
果てしない歌

そして

光・・・






 ....
 
それはとても
単純な出来事だった

君は気づいてふりむいた
犯されることを
確信するように
それが罪であることを
僕も確信した

犯罪は終わった
とても簡単なことだった

 ....
東京都内上空500mより
10回目の飛び込みジャンプ 開始
慣れた動きで 美しい(と私は信ずる)弧を描き

成功

ビルディングの縁には相変わらず子供達が
退屈に足をぶらぶらさせながら合 ....
一日目

「何人?」
「一人です」
日本語があまり上手でないせいか
無表情な店員の態度にがっかりしつつ
エビチリとラーメンを口に運ぶ

味は中々いけるなぁ
オープンセールで半額だし
 ....
立ち止まる太陽
雪のピュアネス
動乱が
窓を開く

なだれに乗ってやってきた休符に
線路はすべて塞がれてしまった

(鍬を捨てよ
(鏃を追え

子らの間にはおおらかな ....
「僕」

僕が僕である認定書を落としたのは

早春のこそばゆい若葉の中

僕が君でない証明書を探していたのは

初冬の血の気の失せた枯葉の下



「君」

地方都市のヤン ....
ビルのあいま、一瞬の
うろこ雲の縮れたすきまに満たされた
蜜のような光りを執拗に覚えて
暗い夜の始まりに
歯形を残すように
ギターのグリップをかじる
コードを知らないなんて嘘
長調のはし ....
{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
照れた顔を隠した
その背中、僕の全て。

そっと抱き締める
優しく、強く

伝わるかな
こんな寒い季節で
今の僕の体温

胸から溢れだした
熱いものが、
全身をかけまわ ....
完全な人はどこにもいない

未完だから

学ぶための

ひとつのための

多くの犠牲の風

生きる風の

中にある音

吹く風の

その音の痕跡を

風としか言いよ ....
人は
この手で
何を
つかんでは手放し、
つかんでは手放しを
繰り返してきたのだろう。

歴史から学ぶものといえば、
人の心と心の戦い。
皆が誰でも持っている、
色々な心の
戦い ....
午前六時の朝の陽に

溜め息ついて ギュッとなり

たまらず携帯持ち出して

とにかく何かを伝えたく

現代詩フォーラム来てみたよ


いざ想いを綴ろうと

画面を見つめ ....
相変わらず欠けた物を偏愛しながら男は眼を掻き毟り続けていた
ペストについての書物を読み
 



  (どこかが違ったカノンを口ずさみ





男は手に鳥籠を ....
ほら、犬だよ
食べて食べて、腐るんだよ
足元を見てよ

ほら、犬だよ
食べて食べて、腐るんだよ
足元を見てよ、もっとだよ

+

すれ違う人の熱量が、ぽたりぽたりと残像になって
 ....
ひづめの割れたピンヒールはいて、痛むかかとを引きずり歩く
そんな足じゃこんな町で生き抜くことは困難
赤くはれた目玉さらし、かかと踏んだ靴の底で
刻むビート
ワンツーステップすってんころりん
 ....
水墨画のような朧月夜

華麗に踊る大和撫子

はらはらと舞い落ちる雪は

柔肌に触れて静かに溶けていく

不意に丹頂鶴の羽音が響くと

辺り一面の空気は張り詰め

私は煙管に火 ....
笑わせることができない道化が居た

目を見張る容姿も持たず
気の利いた台詞も吐けず
当たり前のことを
当たり前にこなせない

そんな道化が居た

いつ頃からそうだったか
何一つ覚え ....
命が終わりを迎えたら、雨を降らせましょうねと
彼女は園児の手を引きながら盛り土に
緑色した象の如雨露で水をかけてあげている
園児は鼻の頭を赤くして鼻をすすっている

園児には見えていた
住 ....
歴史の産んだ傘の下

横殴りの霧雨に
豊かな陽光に

赤子は無様に踊り出し
自分の椅子を蹴り飛ばし
飛んでいったそのイスが他人の椅子を倒したりする


遠くのほうでは

吹き荒 ....
 
気付くのが
遅すぎるよ
 
いつも
いつも
 
上手く
いかない
けれど
 
こんな経験でも
次 に
役立てたい
 
負の連鎖から
プラスは、
生まれない
 
 ....
口笛で群青を歩いてみた

ぼくらはまるで孤独で

きみを愛しているのに

きみを大切にできない

さよならの次にぼくは

観念で0を探していた


憂顔で群青を歩いてみた
 ....
人の背丈ほどある蒲公英が
群れで遊んでいた
そして不意にゲロを吐いた
いっせいに同じ方向を向いて
痙攣しながらゲロを吐いた
その脇をランドセルを背負った双子の姉妹が通り過ぎた
ホーミーで歌 ....
ずらーっと列んだパチンコ台

みんなして座ってる感じで

冬の海、波を待つ

ウェットスーツほどの身の冷たさ

あれイケそう!

パドリング!

波よりはやく泳がなきゃ

 ....
あれが海


生まれたり

奪い去ったりして


やさしくて、こわいね



手を振るよ

さざ波の向こう


あなたが見つけられるように

いつか帰って来られる ....
いらない

そうではない

足りない

満ち足りない

欲しいものがないから

からっぽの希望で

なんでもない

それがいい

それがほしい


どこかにいって ....
    細くとがった音で路地が刻まれる
         メトロノームのように
      OLの帰路を急ぐハイヒールが
          つきささるのだろう
         暦に反した神 ....
背負った夕陽の大きさは
この目に見えぬが
その重さは しっかりと
この身が感じて受け止める
大切なのは
目に見えるものだけじゃないんだって
心が気づいた瞬間に
黄金の光があたしを包みこむ ....
私は芸人ではありませんので人を笑わすことでお金を
いただくわけではなく生計を立てていくわけではありません

けど

ただ自分がここにいることで
誰かの目の前にいるだけで言葉を漏 ....
            081122


メモ用紙に残した
犯罪の証拠
飯は済んだ
風呂に入る
口頭で済ませたはずのことを
記録に残したのが怪しいと
素人探偵は
メモを疑った
疑 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
後ろ側からBOOKEN...008/11/23 14:59
瀬田行生008/11/23 14:50
単純な犯罪小川 葉1*08/11/23 14:25
ハナレミ靜ト5*08/11/23 14:20
中華飯店1486 1...1*08/11/23 13:35
スノウエスカルラー...5*08/11/23 11:47
僕/君/僕と君nonya7*08/11/23 11:47
はちみつキキ908/11/23 10:34
夜 道[group]beebee13+*08/11/23 10:27
_みなた108/11/23 10:20
その音sya108/11/23 9:20
ムラサキmorio108/11/23 7:59
すべてmmm108/11/23 6:15
カノン霊屋 岬208/11/23 3:31
アンダースキンしゅう108/11/23 2:46
けものみち108/11/23 2:45
1486 1...1*08/11/23 1:34
道化が居た松本 卓也208/11/23 1:24
如雨露[group]木屋 亞万2*08/11/23 1:07
歴史の産物高橋魚008/11/23 0:40
39次元☆★008/11/23 0:36
群青を歩いてみた吉岡ペペロ608/11/23 0:16
放課後の公園サトタロ4+*08/11/22 23:57
冬の海、波を待つ吉岡ペペロ108/11/22 23:44
シオマネキ3*08/11/22 23:37
こんな綺麗なものはいらない猫のひたい撫...108/11/22 23:10
暗愁(十七)信天翁108/11/22 22:40
. ポジ百瀬朝子4*08/11/22 22:15
生業瀬田行生1+08/11/22 21:59
単純な犯罪あおば5*08/11/22 21:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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