幸運とは
偶然の産物ではない
もし アナタが
幸運に恵まれたとしたら
それは 誰かのおかげです
アナタの知らない
アナタ自身かもしれないし
周りの人かもしれない
....
The smell of cigarette was the best for me.
I've felt by your side
in the tiny candle light.
Th ....
からまつの暗い林を
どこまでも歩いたような気がする
きゅうに空が明るくなって
その先に白い家があった
それは夏の終わりだったと思う
空へ伸ばしたきみの腕が
ブラウスの袖から露わになって
....
アスファルトに放り出される一粒の種。
情報という名の化学肥料。
ひっそりと渇いた雨を降らせる灰色の雲。
力ない実を結ぶ。
それは履き違えられた誇りに絶望した憧れの産物。
労働の喜びを見失い、 ....
虚しいとは なんとムナシイ気持ちだろう
きっと僕の頭には
すべての感情のレシピが入っていて
ホルモンやらなにやらが働くのだ
そのレシピのページ選択の正解を人生で学ぶのだ
....
悲しいときにうたうときがある
嬉しいときにうたうときがある
少しむかしに流行ったような歌
けしてうまくはないけれど
とどめるようになだめるように
うまくはうたえないけれど
悲し ....
ゴトっと落としたエレクトリックギターで
緩んでさえぎられた肩掛けに
白く鳴った譜面に気づかなかった
流れる視線をした瞳
長方形のシングルジャケットたちが脳裏に
並ぶ 年内に必ず
オリコ ....
胸を小分けにして笑う
そのうち一つに
また今度を添えて
空に指をならす
ひそひそ声が聞こえても
隕石を夢見ても
昇らない場所を守る
私の
手の中で回る軌道
見つめて
後ろ髪 ....
思うのは
私は才能に抱かれたいんだということ
嫉妬もあるんだるんだろう きっと恐れもなしてるんだろう
届かない そんな場所に
女の武器を使って 近づきたいんだろう
....
+ うららかな午後 +
体温が地熱と交わる午後に
ミントチョコをくわえるケダモノは
あたためたミルクを一口飲んで
青ざめた頬をバラ色にそめる
+ キラキラの夜 +
遠くのイ ....
おなじ水が
おなじ水のほうへ
ながれてゆくように
僕らは
さかなになりました
僕らはいつしか
濡れたからだで
水辺に立ち尽くしていました
はじめて会った
気がしませんで ....
鍵を盗むだけよ、
単純でしょ。
と君は笑った
僕には無理だ
君のその穴に
ぴったりの鍵を見つけるなんて
僕には到底
見つけられそうにない
君の心を解放するなんて
単純なこ ....
買い物に出かけた初冬の街角で
あのひとの姿を見かけた
両の手のひらをパンツのポケットに入れ
開店前のパチンコ屋に並んでいた
私の姿に気付くこと無く
他愛も無い夢と引換えに大切なものを ....
午前中は這うようにして床に落ちていたゼリー状の物質が両目を見開くと校庭ではあまりに広大なガラス張りの巨大化した便所周囲はウーハーが最近の充実ぶりを気の毒そうに心配し光りに飲み込まれていったピュアの問題 ....
今年の初雪に白く染まった林檎畑
ついこの間 葉にしがみつき隠れていた
とんぼも地面に落ちて
死骸になってしまっただろう
あれはまだ私がずうっと若い頃
バシャバシャという音が
霜の降りた ....
低血圧で憂鬱な朝の目覚め
おまけにうお座の運勢は最下位
「昨日の失敗が尾を引くでしょう」
思い当たる節があって余計にガックリ
ともかく洗面所で顔を洗っていたら
流しの下に百円玉が落ちてい ....
僕らは
いつもこころに鑿打ち込んで
削り出された木材のようで
ほんとうの言葉呑み込んでは
痛み堪えて笑顔咲かせて
いつもこころに鑿打ち込んで
だけど削り切れない
モノがある
....
今日も風が吹いているならば
君の心は少しでも
僕とのキズを思い出しているのかな?
君との出会いからいつでも二人をね、
見守る風があった
今このときが戻るのなら君にもう一度 ....
咲いたほど溢れ、実ったほど零れ、満ちたほど落ち、
綺麗なほどとどまらずに、端から乾いては光の奥へ、
消えた、蜃気楼、紅く、藍く、朝はただまぶしくて。
少女の夢のような速度で、光って、透明な日 ....
きみの温度に
ぼくの温度を重ねた
懐かしくて耳鳴りがした
きみと別れて
自由にせつなくなれた
ぼくはえらくなった
きみのことを考える
そんな時間がなくなったか ....
ひとが個である以上
どれだけ相手を愛しく想っても
決してひとつになることはなくて
触れ合う肌と肌の隙間には
宇宙より果てしない距離がある
その隙間が切なくて哀しくて
必死に ....
みあげたときそこにあるの
手をのばしたときそこにあるの
黒く落ちては白んでいく
青く澄んでは真っ赤に染まって
打ち明けられる気がしたとき
雨ざらしに放っておかれたとき
みあげればすぐ ....
散歩帰りに立ち止まり
我が家のガレージに停まった
親父の愛車を眺める
右前部には2ヶ月前
免許取り立てで
調子にのって
ガードレールに擦った傷
もちろん反省したのだ ....
群衆は「悪」を免れぬ、羊の群
国も、病院も、街も、荒んだ牧場・・・
その昔
人体実験の手術に
加われず執刀医の背後で
怯えたまま青白い顔で立ち尽くす ....
駅の構内で
四つん這いの子供が
夢の荷物を積んだミニチュアの
貨物列車を走らせ
ぴょん
と飛びついて捕まえる
小さい掌から夢を放って
自ら夢に腕を伸ばす
....
君の歌声と
僕の弱さを標した詩が
宇宙の隅から
宇宙の果へ
届く日が来るように
アレックスの海岸へ
―君の
マイク越しでも近くにいるみたいな歌声が
....
消えてしまいたい、夜。
君にぎゅっと抱かれたい。
そんな君は消しゴム。
頬を擦り合ううちに、
唇を重ね合わせるうちに、
腕を絡めるうちに。
コソコソガサガサ、
私を、消し ....
むかし恋をした
ひとたちの
面影のすべてが
あなたにはあるものだから
恋がいくつあっても
足りることはなかった
肩をならべて
星空を見ていた
あなたが僕の
僕があなたの
....
路線名どおり
東京を東西に貫く電車
地下鉄のくせに半分近くが高架線で
快速電車も走る らしくない路線
学生のころ
思いたって全線を乗り潰してみようと
中野駅から西船橋駅まで
無意味に ....
わからない脚で
ほら歩くと 棒にコツリと
気を付けても 何かを知ろうとする脚は
…にごりの病む闇 体の中
遠くのところで生きようとすると
いるにはいるのに溶解に病む
月 街灯にふれると ....
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