予定調和は好きじゃない
そこからドラマは生まれないし、奇跡は全てウソになる
君の言葉が誰かの裁きに晒されても
幸せの雨がいつ降るのかなんて誰にも分かりゃしないんだ
季節はずれの夕立に戸 ....
浮浪者を嗤う5人の若い学生に人間としての知性を感じられない。
ある意味で現実的、目先のことしか見えていない、即物的な獣。
現実
金
精神を遠隔操作
哀れな実験動物
割り切ってしまう浅は ....
鼓膜から吸収されるドラッグに形は無い
振動による物理作用が精神をROCKするからだ
パッケージングされた{ルビ美術=アート}のみが許される社会
クラシックの{ルビ焼き直し=カバーアル ....
楽しいか? 楽しいだろ?
嘘でもいいから楽しいと言ってみろ
お前が今凄く悩み苦しんでいても楽しいと言ってみろ
俺は人生をクイズ番組のように楽しみたい
問題があるから生きていく
わからないから ....
こんにちわで
{ルビ皆=みい}ンなつなが
る
{ルビ南無=なん}て
すばらしいン
だらう
わたせなかった手紙には
同じような言葉をならべてしまった
愛しています
いまでも
愛しています
愛しあった日々は
いまでも
愛しあっていたと
愛したことにだって
いまでも ....
ジェニ、ジェニ
気楽へ行こうよ
ちっこい僕の車に乗ってさ、
すなはまへ
ゆっくり行こうよ
塩の柱をながめながら
ほら
かわいた気分が
アメリカまで続いている
そこにあるのがどうしてな ....
寝坊して
あわてて教室に入ってみたら
白い豚が膝の上にギターを抱えて
グラタンを食べていた
まだ昼休み前なのに
冷凍のグラタンを
学ランのポケットにいれてきたみたいで
ポケットは濡れ ....
さらわれた
海にさらわれた
ことを的確に言うための
言葉があったはずだ
ぼくらは生きたり
死んだりしながら
いろんな類いの言葉を
理解してきたけど
そのどれもが怪しくなってき ....
狩っているのは
お前か
私か
破片
切なく
御仁に
大麻
壁に
喰い込み
カラカラ回る
瞳が大きく開く
グリーンアイズな
高層の大気
牙を剥いては
ご機嫌に
ただそこにた ....
気持ち悪いガードーレールに
足を突っ込んで / ニーソックスとする
足は峠のカーブに絡み付き、脈打つ
― 山は私のものとなる ―
◎股間が ○型に変形し /
木に抱き付くコアラのよ ....
自分の頭の中の脳がアリの頭のおんなじ大きさになって
私はようやくまともな人間になれる
要するに肥大妄想の中で生きている私は
あれやこれやと
手を出し金を出し涙を私じゃなく両親に出さ ....
どれが真実だとしても
どれが真実かわからなくなったとしても
走れ
歩くな 走れ
エントリーシートはきれいじゃなくてもいい 丁寧に書け
そんなんウソだ きれいに書け
....
人々はあふれをあふれかえられた浴槽に浸かっては流れ
水のあふれた 君は強く僕に手を突き差した
浮浪者たちの上を、
老人たちの上を、
色彩の 音が散らばっている
朝の 微笑みの メロディー ....
押し入れの奥からスパイセット
何十年も忘れていた宝物
指先から煙を出したり
会員バッチがあったり
どこがスパイなんだか
水に消える紙に
鉛筆で名前が書かれていた
小学校2年で引っ越す ....
何はなくとも
言いたい日があるよ
何がってわけじゃない
どんな台詞とかじゃない
ただ心から言いたい日がある
美しいピアノ旋律
それが遠くから聞こえたとき
不意に思 ....
あああああああああああああああああ
あああああああああああああああああ
あああああああああああああああああ
さ、朝だ。
布団の中で考えていた
のは、昨日の ....
近頃は青い 空 ばかりで
手を取り
空気を呑みすぎるから
溶媒の温度がいやに 甘い、
見知らぬ思い出のした
初めて恋した少女が肩へはらりと落ちる
けれどその天体が
いまだ世界には 無いね ....
澄みわたった
早朝の森に
狩人の目をした
男が一人
男は言葉で狩るのだが
甘い言葉で狩れるのは小物ばかり
純情な小鹿や
可愛そうなリス
ひきこもりの小鳥など
男は言葉で狩 ....
今でもあなたのことを夢に見る
そして暗澹たる気持ちになる
まだ僕がうぶで
人の気持ちに応えられなかった頃のことだから
あの頃に帰れないのなら
残してきたものを全て捨て去りたいのに
あの頃を ....
愛することは酷く醜いから、と
僕は君を殺しているところ
馬鹿みたいに笑って
苦しいほどに触れていた
冷たい今に
「凍える日々を過ごしました
君がまた少し遠くなりました
漸く何も見 ....
目を瞑ったまま
海岸沿いを歩くと
波の音がうっすらと見えてきて
晴れ間の暁光が
空を掠めていくのが聞こえた
パラパラとレインブーツから
音を弾いて雨が聞こえる
閉じた傘と案山 ....
思えば今迄数えきれぬほど
脱いでは洗い
洗っては干し
畳んで仕舞う
引き出しから取り出しては
毎朝少々気分を変えて
鏡の前で服を着る
昇っては沈む
太陽の数ほどに ....
きのう、
おちばの海を
巨大な足でかいて
じゃさっ、じゃさっ
と、踏んだバス停まえ
みあげれば
あの葉も、あの木も
こがねいろ
あかねいろ
駅前のそら は
ももいろの画 ....
夕暮れの彼の部屋に
掛けられた一枚の絵
額縁の下に書かれた題字は
「夜の酒場」
カウンターに頬杖をつく
{ルビ朧=おぼろ}な人々の面影は時折
傾けた空のグラスの氷を鳴らす ....
雨と風と雷が続く
黒雲から響いた小さな神様は
人々を驚かせるのが楽しいみたい
私はというと
窓際から
風を
雨を
雷を
堕ちてくるちいさな悪を
黒雲を
霧となっ ....
僕以外に十五人いる
色とりどりに燃え上がり
景色も人物も皆さびしくない
互いに何をしているのか
首を傾げるくらい顔がない
8つの場面に区切られて
ひとりであってもひとり ....
空があかく染まる
闇のあと
残酷な朝の光は
無情を照らすように
また昇ってゆく
この船は
すばらしく安全だから
お金持ちの人も
貧乏な人も
みんな乗るといいよ
僕らが
永いことかかって造った船だけど
黒い人も
白い人も
乗るといいよ
でも、たくさん乗ると
....
淡い青色のひかりは
優しくてでも
とても残酷です
バチン、と派手な音で
一瞬のうちに奪われる命は
それでも最期に
華やかなのでしょうか
誰にも気付かれずに
ひっ ....
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