彼女とは

彼のいないときから付き合いだした

彼女とは

なんどかの不実の不実を越えた

彼女から

彼に浴衣を買ってもらったと聞いた

彼がかわいそうで

あなたのこと ....
  陽のなかに
  溶け合う
  息遣い
  空の
  奥



  拾い集めた
  情や景を
  手折る
  瞳の
  底



  電線に
  ぶらさ ....
だれかを傷つけたり

SOSを聞けなかったり

たいせつなひととはいつも

まずい別れかたばかりしている


ひとは事実ではなく、言葉に反応する、

二年まえいったセミナーで覚え ....
*

天井から
赤い針が
たくさん落ちてくる

売られる人魚がいるようだ
人魚を買うのもいるようだ

ちりちり
さりさり
落ちてくる

踏むといけないから
小皿に受けて ....
光にまぎれ
冬にまぎれる
ひとつひとつ
空に満ちる


花のかたちの水
ひらこうとする指さき
指さきは 指さき


雪になり陽になり
見えなくなり散らばる
 ....
眠れないんだろうな
なんて
思う夜はやっぱり眠れなくて
二時間もすれば
なんだか
現実味もない夢で目が覚める

ヒーターの残り火が
まだ部屋をぬくめているようで
ぬるい
そんな朝は ....
皆一人ぼっち
誰も話を聞いてくれない
誰も相手にしてくれない

毎日仕事をして
メシ食って
フロ入って
ネル!

する事がない
暇だ
身動きが取れない
息苦しい
イヤだ
助 ....
つぼみを壊した


誰にも言えぬままだった


庭のすみで彼らは責める


降る雪のなか咲きほこる













 ....
布団に入ると
からだが伸び
足が出てしまう


いつも凍え
いつも
地を飛んでいる


忘れたくないものを
燃やし 撒き散らしながら


忘れたいものを
 ....
大きな空を見上げていたら
小さなクジラが降ってきた。
捕鯨船はもうとっくに捕まったていうのに
このクジラはミンクを食べてた。

ミンクのお味はどうと聞くとクジラは悪くないといった。

ク ....
とてもとても大きな鷲が
翼を広げてゆっくりと墜ちてゆきます
ジャンボジェット機ほどの「鳥」は
よく見るとハリボテでできていて
薄紙のような外側が破れて木の骨が見えたところから
メラメラと軽々 ....
君が生まれた意味を教えてあげようか

空に雲に星に風に
ただたゆたいながら流れていく
儚い人の命の意味を

君は欲しいと嘆くから


どうしてあなたはそんなに強いの、と
いつだった ....
生前の君と最後に語り合った 
このCafeに来るといつも 
テーブルに一つ  
硝子の灰皿を置いてもらう 

向かいの空席に 
ぼんやりと君の面影を浮かべ 
日頃誰にも言えない 
秘密 ....
黒々としたものが夜じゅうぼくを焼く

それは祈りであるのか いや

白いもの 白くて細かく膨大なものを台座に見立てる
それを崩す

台座に見立てたものの上に数冊の本を置く
それを崩す
 ....
またリストラしている会社の話題
先日した自分の会社の先もわからないけど
稼げる時は稼いでおこう
考えるより実行するしかない

真面目にやっているから
切られないものではない
けれど なら ....
のび太が虚無におそわれ無気力になった
もともとそうだったが、あやとりすら
やらなくなり、好きな鼻糞もほじらなくなった。


ドラえもんは、もともと傍観主義者なので、
むしろこの ....
しずかなまちに

さいがいがやってくる

たてものをはかいし

こどもたちをしたじきにする

さいがいよ、おまえはばかだ

しずかなまちを

ひとはかならずさいけんし

に ....
壁紙の裏にある小さな夢を
1つずつ開いていく
紺色の帽子の夢から銀色の薄い夢
1つず重ねて足で潰した

茶色い尻尾のハテナマークは
僕の指先に絡まって
噛みついてくるから
息が苦しくな ....
ゆるやか日々が過ぎてく
屋根の上を流れる雲たちが
東の空に向かって
飛び込んでゆく
この手のひら
空にかざしてみる

あの頃
夢に見たコト
どこかに忘れていませんか?
 ....
李から便りが来ない
何故なんだ
結婚するんだろ
俺たち

胸が飢える
清水が欲しい
まだ来ない
李よ どうした

もう諦めるか
そもそも無理が
あったかもしれない

もうこ ....
間違っていたら、ごめんなさい


いつ、どんな時でも
一緒にいられなくて
ごめんなさい

いつ、どんな時でも
優しくなれなくて
ごめんなさい

いつ、どんな時でも
励ましてあげ ....
今日もこんな時間

なぜ生まれてきたのだろう
 
嫌という意味じゃなく疑問


僕がHEROならば分かりやすくていい

でもHEROじゃない

HEROならば誰のHERO

 ....
63階の視聴覚室で試験勉強をしていた
保健体育の先生はスパルタで
教室に入るなり生徒を叱ったりしていた

ふと大きな爆音が響くと
館内アナウンスが流れだした

「42階から火の手が上がり ....
実家から電報が届いた

「ミタイテレビアル ロクガワカラン」

お母ちゃん… 帰省を余儀なくされた

音の速度で快適クルーズ 夜行のデラ☆ウコン号を利用

乗務員に肩たたき券を見せてバ ....
二人で均衡をえられるように、ひとりは少し前に座った。

錆びた支点が何度もギーガー、鳴って、夜の星は笑った。

それから、、ジャンプして重力のないところまで行こうとした。

着地した公園に ....
あまり美味しくない過去をまぁるくくるめて

ゴミ箱に向かって放り投げる

無回転で空中を行くそれは
不思議な軌跡を描き
僕の現実を侵犯し
散々侵犯した末

入らない

おそらく
 ....
点滅する上り坂を食い破れ

点滅する男とは

反転した河馬のような鉄琴
変わり続ける右腕の子供部屋
半減期と牢屋に溶けた虹
悲しいという意味をした鋸鮫
点滅する上り坂の義肢 

  ....
少し遅れて冬が訪れた
待っていたということも
疎んじていたわけでもなく

ただポケットに両手を突っ込み
何か特別に思い煩う気持も浮かべず
ぼんやりと立ち尽くしたまま

ひゅうひゅうと喚 ....
あまたの
あふるる
あだなる
あだじお

あらぶる
あかごの
あぐねし
あらなみ

あしなみ
あそばし
あまねく
あまのめ

あこうの
あたまも
 ....
冬の女王がローブを翻すと 雪は地に口付ける

棺に眠る秋を抱擁する腕は 冷たく

眠りは永遠のように凍り付いてしまう

その腕は 剣のように鋭利な 痛みを持って

空から降るいつかの春 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
オーロラ吉岡ペペロ108/12/7 20:53
透明草野春心108/12/7 20:22
まずい別れ吉岡ペペロ608/12/7 20:11
無痛治療ミゼット1*08/12/7 19:59
花と羽木立 悟308/12/7 19:29
眠れない朝にかんな4*08/12/7 18:11
自由でない自由ペポパンプ4*08/12/7 17:48
ノート(つぼみ)[group]木立 悟208/12/7 16:55
ノート(45Y.12・7)[group]208/12/7 16:54
大きな雲すぬかんなが...008/12/7 16:42
墜ちる鷲はなびーる208/12/7 16:04
世界一平凡なこの愛の詩水島芳野008/12/7 16:03
硝子の灰皿 〜亡き友との対話〜 服部 剛208/12/7 13:36
黒々としたものがオイタル1*08/12/7 13:33
朝に砂木4*08/12/7 11:57
のび太の虚無の世界パラソル108/12/7 10:54
へいたい《81》柴田...3*08/12/7 10:53
オモチャの足をbucco008/12/7 9:04
雲のゆくえ瀬田行生1*08/12/7 8:59
愛は飢えるじゅらいち108/12/7 8:57
間違っていたら、ごめんなさい北斗七星2*08/12/7 7:22
朝焼けクロイソラ308/12/7 5:53
世紀末デパート[group]1486 1...2+*08/12/7 4:58
拇印アルゴリズムサトタロ0*08/12/7 3:16
シーソー後の着地南円陣108/12/7 2:04
無意識ナックルボーラーの悩み事高橋魚1*08/12/7 1:43
準備に井岡護0*08/12/7 0:24
松本 卓也508/12/7 0:20
あいとしaidani...108/12/6 23:35
ゆき湖月408/12/6 23:30

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