やはり、契約書にサインをしていたんだな
お前の首筋に”獣”の印を見つけたよ
浦和に行く
明日も浦和に行く
朝から浦和に行く
夜まで浦和に居る
だけど本当は
朝霞市に行きたい
「死んだ」ということは
「奇跡が起こらない」ということ
だから
生きなさい
内科の暮らしに影響されて
健康雑誌を購読する
トヨタクラウンを購入する
警備会社と契約する
ベンジャミンの鉢植えを飾る
そんなお金は私にはない
わたしの飼い猫の名は
わたしの愛したひとはヨルノテガム
きょうはあなたの髪にふれたい季節です
ニャーオ、と肉球はあなたの頬をつかまえる
さっきから ずっと夜ね
幸せな顔を ....
私はロビーに降り立ち
大通りを下り港の見える倉庫街を
散策し始める
私は昼と入れ替わる
昼はロビーを過ぎ
大通りを斜めに港の見える倉庫街のたたずまいを横目に
運河にテラテラ ....
あの子
あいさつ
いつもこう
グッバイ再見またあしたー
ここにいないあなたがつまんでる端っこが傷む
切り取った型どうりの100%が笑うね
終わりだったよ
終わりだったよ
終わりだったよ
可愛い女性を見た
バスの中で
バスの中で
18時1分のバスに乗ったら
会ってしまった
大人の女のくせにやたら可愛らしいひとだった
勤め先の同僚みたいな女性と話ししていた
バスの中で
バ ....
何かが頭に激しく打つかって
視界が歪みます
(激しく、弱く、横に)
目の前が何も映さなく為ってから
僕の目蓋はゆっくり閉じられ
睫に蝶が止まります
違和感を覚える土の味
錆び付いた螺 ....
冬の朝というのは
どうしてこうも透き通っているのでしょうか
そしてその残酷なほどに低温な誓いを
そ知らぬ顔で踏み荒らす通勤電車の暖房
冬に身を寄せ合うのは
厳しい冬をみんなで乗り越えるた ....
なんだかんだと
わがままを言われても
わたしは結局生きていくしかなく
アスファルトはいつだって硬い
あ
いま太陽が山際に溶けた
命がまた一つ
足音をたてた
希望を捨てないから
....
ちいさな池のふかみで
ぼくたちはいだきあう
{引用= きこえない。なにも、
きこえない。}
こころは目をひらいて
水底に唄をみつける
....
世界の果てのように、遠い存在なんだと思います。
空の隅っこが見てみたくて。
どれほど、輝かしいのか。
どれほど、暗いのか。
そこに、空が在ります。
在れば、果ても在ると思 ....
きみとぼく
もしも一緒に
四本の腕を目一杯伸ばし
一つの巨きな帽子を
持ち上げることができたなら
その仕事を
僕等は仕合わせと
呼ぼう
( 透明の黄色い帽子はい ....
ウミネコの声を聞いていた
風のはげしい海岸で
晩御飯は何にしようかしらナア、ナア、ナア、
最近ダンナの帰りが遅くてナア、ナア、
もうちょっとうちの人がしっかりしてくれたらナア、ナア、ナア、 ....
重ねた足跡は
ガラス越しの瞳に
醜く映りましたか?
放せなかった冷たい手を
懐かしんではいけませんか?
見上げた空から降る雪
ずっと昔別々に見た白
続かなかった足跡でも
消 ....
税金対策をするほど働いてません
のたまえるほど無知ではありまえせん
沈黙するほどの謙虚さもないのなら
上手く考えないようにするから
くれよ
シトロエン寝込んだ屑知る
漏斗上 徒労の残る候を ....
世界の裏側ばかりを見ている僕らは
毎日毎日、かなしいわらいかたばかりが上手くなる
透き通るような空の下で、世界の終わりを願いながら
君と手と手をつないでみせて
本当に救いたいものすら救えず ....
駅のホームでマフラーをほどきました。
きつくひっぱって、ピンと伸びた毛糸が 指から指へ。
一本の毛糸のレールがするするとのびていって地球を一周します。
「メーデー・メーデー ガラス細工の雲 ....
桜のような
ピンク色は僕には
必要がなく
黒板の深い緑の色が
生きていく上で
大切なんだ
白がはっきりとわかって
黒は少し見え難く
黒板消しは
くっきりと、それを消しては ....
凪と鉛
曇が地へ落とす火
色より広いまぶしさの
まなざしのふちを洗う雨
水を踏み
坂をのぼり
鈍を振る
頭は 音になる
空に浮かぶ火が薄まり
他の火を ....
みじめな気持抱いた自分、
うまく着飾って生きてゆく。
俺は着飾ることもできず、
言葉にはめ死んでゆく。
本当の俺は生きているのに。
昼 僕は文字を書く
ふわり 机に語を浮かべては
僕が やっと詩を書けたかのように笑ってた
書けず 眠っていく宙のペン
二人は歩くノートに
会った人たちに 風に流れていく でも
一つ ....
一年ぶりくらいに
あなたとすれ違った
どうせあなたに会うなら
もっと髪を整えればよかった
もっと可愛い服にすればよかった
もっと笑えばよかった
未練があるわけじゃない
ただ
....
真夏の夜
クーデター
けつをのせて
ギターを弾いてやる
きよしこの夜
ギターが鳴いた
カノジョが泣いた
テレビでナイターが
わっと音たてた
カコ、
君には何度も傷つけられた
取り戻すことのできない言葉や
その逆で飲み込まれていった願いのようなもの
止められなかった衝動と
もう会えなくなった人たちの背中
カコ、私は君 ....
人に何を噂されても
人に意地悪されても
人にさげすまれても
気にしない
いつも笑顔で
応待する
人の評価は変るもの
耐え忍ぶ
そのうち良い事あるさ
人に左右されない
信念を ....
ラジオからは
午後から寒冷前線が
南関東を通過する
予報が流れていた
かずこは昨日
十年ぶりに高校の卒業アルバムを
開いてみた
同級生のあの人とは
言葉をかわしたことはなかったが
ア ....
てっぽうゆり (純潔)
迷うことのない指先が夜を滑って
僕が吐いた言葉を花に変えていく
闇にも溶けないひたむきさを透かして
仄見える君の純潔が僕を温かくする
....
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