忘れていって
生まれてまた
呼吸を覚える

雪にのまれて海を探す
枯れた花が埋められたら
そこからはもう逃げ出すしかない
白の中をゆっくりと
その中から生える手に足をとられても
白の ....
少女の夢は蜂蜜のように甘ったるい

乙女の夢は生クリームのようにとろける

女学生の夢はチョコのようにほろ苦い

大人になった私の夢は

鍋にこびり付いたジャムでしかなかった
今日は水族園の定休日
清掃はぼくの仕事だ
すっかり水の抜けた巨大水槽の中
頭上に燃える太陽
遠くジェット機が白い尾をひいて空を行く
濡れたコンクリの地面に空から落ちた星のように
 ....
なんでだよ

笑うと
涙が浮かんでくる
楽しいのに
涙が出る

鳴きたい
ほろほろほろと
もしなれるなら
夜鳴く鳥になりたい

すきなところに飛んでいきたい
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
色んなパーツがはまりだした。

後は、綺麗に組み込めたら。

きっと平和に向かうんだろう。

今日もまた、一人の欠片を手にしました。


素敵な未来を目指しながら。

ゆっくり、 ....
大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。


そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。


やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ....
顔面を押しつける へあごむのわのなかの 果てしない おくゆきに
放射線の彼方から きゅうせっきんする 永久の しょうしつてんと 暗部
めのまえにある 黒々とまとまったつやつやの うちゅうかぶれ ....
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる

それなり ....
みじかい糸を編んでいる
時間をかけて
まるで
なんらかの意味あるものを
かたちづくろうとするように
みじかい糸を編んでいる
みじかい糸を編んでいる
その糸はもろく
 ....
雨が降る

洗い流して
街を、私を

傘は捨てたよ
子供の頃のように
ずぶ濡れになって
雨を楽しんで帰るから

だから、空よ

It cries more and.

 ....
海に沈んだ漁師たち
対流のエスカレータに乗って
しばらくぶりに海面に出るとしたら
嬉しくなって波の間に間に手を振る気持ち
ぼくには分かります

海の深さと宇宙の深さは
比べものに ....
誰もが足早に
小雨模様がアスファルトににじむ街
ぼやけて見える
いや、見てなかった
一人で歩くには この日は 酔いすぎる

風が吹くから
皆脇をしめて塞ぐ
でもその中身は
あったかい ....
冬の辞書には
牙が満ちている

燃えようとして
生きようと、
して

裏も表もなく
ただ、それゆえに
いたわりがたい
鋭さが
ある

つめたさに似た
熱量、として
 ....
黙っている時間が増えた
質問が上手になった
よく相手の話を聞くようになった
相手は話しすぎてしまう

体重が4kg減った。
腹筋を毎日する
Walkingをする
音楽を聞く

空の ....
あなたが
絶望しませんように

会社は
家族なんかじゃなかった
マルクスだとか
神の手だとか
結局
支配するものされるもの
王と下僕
契約

生きることに
契約を持ち込んだ
 ....
電話のベルが鳴り響き
今日も結局ドアがひらく

面と向かってきらいという
あなた
三島みたい
笑みをこらえきれない
わたし
太宰みたい

近親憎悪が絡み合い
今日も結局床がきしむ
ねえねえ教えてくださいよ

指のぬくもり それは自分の為の
このよの闇 私の為の光り

確かあなたはたかうといった
たしかあなたはあなたといった

君がためのひかり 誰のためのひかり
 ....
毎日 自分が最低な人間だって確認するためにパチンコにいく
何かにすがるような思いでバックに詩集を入れて持ち歩く
喫茶店の前で立ち止まるけど中には入れない

友達がひとり去って 
またひとり去 ....
去年竣工した豪奢なホテルはファサードからエントランスに到る壁、柱、床すべてがドイツ産のジュライエローの大理石で覆われている。様々な角度で切り取られたアンモナイトが磨かれた大理石の表面のいたる所にある。 .... 地球のスギと
同じ塩基配列の木が茂るこの惑星で
リョービのチェンソーをバリバリいわせて
よさそうなのを一本伐採する

たんに切ってみたかっただけだけど

ま、でも暇にまかせてさらにバリバ ....
北斗七星が突然
体の右側面に出現

痒みを伴い困惑
さらに出血、事態は最悪

嗚呼神様どうしましょう
この逝き場の無い感情

ワタシの心臓ははんぺんを丸めたカタチ
今夜はなんとか蒟 ....
 
北風に乗って
いつかの春の
手紙が届いてしまった

知らなかった
冬の街で
はじめて
君の気持ちを知った

木枯らし吹く
その街で
落葉の
ひとつひとつが
手紙だった
 ....
甘い嘘は
かすかに苦味を含んでいて
残酷な現実を連れてくる
優しさのつもりで吐いた嘘で
崩れていく 守りたかったもの
すべてを背負うことが出来ないと
分かっていたのだから
崩壊していく有 ....
街の電線にサンタがたくさん ぶらさがっている
こどもたちはそれをみながら 笑うに笑えない
すこしばかり怖い 気持ちでみつめている

夜になって 星がチカチカでるのを待ちましょう
それほ ....
時を止められた
異次元世界が
干潮とともに姿を現す

泥の中を
走り続ける自転車
泥を冷やし続ける
冷蔵庫
泥を映し出す
テレビ
泥を詰めている
買い物袋
泥を注ぐ
グラス
 ....
凍り付いた足と地面が響き合う
波紋は池の鴨を羽ばたかせ
ガードレールを伝い
荒いコンクリの山道を駆け上がり
鉄塔の先で空に弾ける
それを受けて
山の木々はわさわさと
なけなしの葉を降らせ ....
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り

今年
小菅刑務所にも雪は積もり

来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
 ....
東京近郊の街のクリスマスには雪が似合わなくて

サンタクロースの正体がこの僕だと
子供たちは知ってしまったけれど
それでもプレゼントはうれしいもので
僕のことをパパサンタさんとか呼びながら
 ....
[午後十一時のワルツ]

寝室で目が覚めると同時に
刺激のある独特な匂いが
     鼻腔を貫いた
赤錆と冷たい鋼鉄の感触
      血液の味と
      やがて眩暈

秒針が円 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白と、呼吸アオイリョー...308/12/26 0:14
そらの とこ7*08/12/25 23:56
清掃日和shu708/12/25 23:37
月夜蒼木りん1*08/12/25 23:16
偉大なる詩人の歌atsuch...14*08/12/25 22:56
PIECE。狠志008/12/25 22:34
ブレス さくら12*08/12/25 21:55
接近えりくさちえ...1*08/12/25 21:47
つくろうひと恋月 ぴの23*08/12/25 20:54
みじかい糸を編んでいるホロウ・シカ...3*08/12/25 18:16
傘はゴミ箱に三奈708/12/25 17:59
海に沈んだ漁師たちろくましん0*08/12/25 17:58
slight唐草フウ2*08/12/25 15:39
冬の辞書千波 一也8*08/12/25 14:20
最近どう?ペポパンプ4*08/12/25 12:17
トワイライト・エクスプレスuminek...7*08/12/25 8:13
テロリスト的アンブッシュFUBAR4*08/12/25 7:54
ンマジン十二支蝶108/12/25 7:35
日曜日にはどこへも出かけないrabbit...9*08/12/25 3:41
隙間408/12/25 3:17
タクティクスA-293*08/12/25 2:20
僕の頭はきっとお逝きに為ってしまわれた智哉008/12/25 1:39
北風に乗って小川 葉108/12/25 1:30
甘い嘘あきな308/12/25 1:00
クリスマスイヴのいろいろやら南円陣008/12/24 23:53
hunairegawa北村 守通1+*08/12/24 23:31
きっとあなたに届くでしょうススメ108/12/24 22:25
ポルノスターモリマサ公21+08/12/24 21:50
Merry Xmaskauzak6*08/12/24 20:18
午後十一時のワルツ結城 森士008/12/24 19:16

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