神戸港の 
ポートタワー展望台へ上る 
エレベーターの中で 
チケットを財布に入れたら 
納まりきらず 


 「 人 
   0円 」 


とはみ出した字だけ目に入った 
 ....
近いことは似ていることじゃないよ
目盛りは人間がつくったものだ
でもアナログって素敵だと思う
そことそこの間。そのくらい!
そしたらきっとあなたは、感覚をうけいれる。
離れているのに似て ....
祖谷は山里 遠国(おんごく)なれば
都恋しと 思いがつのる
星がざわめき 眠れぬ夜が
幾夜続くか 鉾(ほこ)杉よ


祖谷の男子(おのこ)は 豪気な者よ
破れ衣を 身にまとえども
山に ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
脅えて震えるココロ
鳥籠に入れた


もう誰からも
傷つけられないように

もう誰からも
優しくされないように‥


朝になったら
綺麗な水をあげるよ
泣かないでおくれ‥ ....
人の気持ちに過敏になって
自分の気持ちに鈍感になって
それでいいの? って誰かが言った
自分の中から聞こえてきたので無視をした
きみはひどく咳き込み
すぐに踞った
今日は風がつよいね
手をつないで
髪を
なでた





すきだよ


あまく
湿った声は遠く
いつも
おびえているみたいだった
 ....
かじかむの夜のすみっこで
たき火を思う指に皮を抱く
ひざが指だった
氷のような でも 押さえていた

僕は幹を見た
未来に青むプラスチックに
僕を霞の僕に作りあげようとした でも
すべ ....
ただ、ぎゅっと

握り潰してくれるだけで良い。
歴史は何故本を読むとわかるのだろう。
歴史の本を読みたい。
いろいろな謎がある。
本を書いていく人が何かを告げる。
「ここには何があるのだろう。」
いろいろな本を買って自宅に持ち帰る。
い ....
かつて
「不幸の手紙」チェーンの途中に
ちょっと独特の
クセ字を書く人がいたらしくて

書き写されるうちに
不幸の「不」の字は「木」ヘンになり
不幸の「幸」はツクリの「奉」になり
いつ ....
なにも考えぬ様になったら、手首を動かそう ララバ ラタバ ララパ なぜ空白を空く
デンダルマタイヨウ 時間は夕方
みぞれきすに死んじょう 赤く過ぎる焦げないやいよ
赤く過ぎる焦げないやいよ 

慎重わあ
上をみる時下を忘れる事勿れ 下をみる時上を忘れる事勿れ しかし下をみるとき下を見ず事勿れ 君の事は少ししか知らない

でも
夜の揺れる星空や
冬の匂いを感じると
なんでか君を思い出す。

難しいね。たいみんぐ。

切ないね。たいみんぐ。
貴方に私の全部を
捧げます。
貴方に私の全部を
懸けます。

どんな事があっても決して
貴方を離しません。
身をすり減らし
心を痛めても
貴方をお守りします。

幸せにして見せま ....
お正月ぐらいはと帰った実家で
思いがけず伯父さんからぽち袋をいただいた
幾つになっても嬉しいものは嬉しい

おめぇにもやっからよ

おとそ気分全開な赤ら顔は楽しげに
崩したあぐらはすっか ....
明ける年に
拍手するのではなく
暮れていく年を
ゆるやかにゆるやかに
見送ってゆく
午前零時を
もう少しで回ろうとする
時計の針を
まばたきもせずに
見つめて

となりで眠る ....
何もかもから忘れられるための方法を探しながら
青い小鳥の歌を聴こう。

こんなにも見捨てられた楽園の中で
君の描いた僕のいびつな肖像画は
とてもお誂え向きに思える
             ....
内臓を全部出してしまって、
テーブルの上に乗せて観察する

クロスが汚れたけれどもいいの
ずっとこうしてみたかった

豆電球のの弱い光のせいだろうか
炯々とした雪の反射光のためだろう ....
ミクロトーム片手に
顕微鏡のぞいて
ニヤつくあいつ
パラノのあいつ

部屋はロウの臭いが漂う
毎日実験材料をいじくり
ほじり出す。
太郎・花子・健太と
名前をつけて可愛がる

明 ....
真実を言葉にすると
嘘になる

痛みをやわらげると
傷になる

ただ すべる手と手を
ただ 重なるぬくもりを・・


今日は ホント会えてよかった
口数の多い、いつも飾ってばかり ....
手でつかもうとしても
空を切ってしまうのなら
ほのかに照らしてみるよ
温かなかたちが
浮かびあがってきたなら
崩れてしまわないうちに
そっと包み込んで
胸の中にしまっておくよ
いのちはここにあるね
ずっと こんなふうにつづいてきたんだね
息をころしてても

こわがること ほんとうに あったんだろうか
ぼくもきみもここにいたのに

おかしいね
うたがって ない ....
陽も暮れかけた十七時前 
山手八番館内の 
洋室のソファーに腰を下ろし 
レースの白いカーテン越しに 
神戸の海を見ていた 

開いたドアの外から 
ふこやかな顔で瞳を閉じて ....
少年兵は、往かねばならない。 
夜の荒野を独り 
俯く黒い馬に{ルビ跨=またが}って 
{ルビ碧=あお}い軍服を身に纏い 
黒帽子の羽を{ルビ靡=なび}かせて 

日々の戦で亡き友の 
 ....
コトコトコトコト
ちいさなしんぞう
はやがねのように
はやいテンポ

コトコトコトコト
なにもかんがえない
ただぷかぷかと
うちゅうみたいなうみにうかんで

コトコ ....
聖堂で民衆達の祈りは
捧げられていた 

祭壇前に{ルビ俯=うつむ}いて立ち 
開いたバイブルの文字を読む
聖職者の声が 
静かに響いていた 

背後で見守る人々は皆 
影の射す頬で ....
虫がとび、手を打つ手を打つ。三つ目を打つと拍手。聞かなかった旋律を賞賛するようで眉をひそめ。 職人が汗まみれで作り上げる見事なかつらを頭にのせたギトギト脂ぎった中年の親父たちが海豚の背びれを掴んで海の彼方に消え去って行く時の潔さを若くして備えた小学生が初めて同級生たちに水着姿を披露する時の恥ず ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いのちの値段 ー 神戸港にて Ⅰ ー 服部 剛109/1/4 12:28
アナログの世界を愛してくださいsk009/1/4 12:04
祖谷山小唄青い風2*09/1/4 9:34
ふゆの背中銀猫21*09/1/4 6:01
鳥籠の中 ①夢月009/1/4 3:23
自問イチムラ509/1/4 2:35
破瓜は絞首に似ているアオゾラ誤爆13*09/1/4 2:31
カモメK.SATO409/1/4 1:47
消滅いのせんと4*09/1/4 1:45
木を使って家を作る。寝る話。009/1/4 0:44
あふれてありふれるべきもの海里309/1/4 0:00
鏡だるま十二支蝶0+09/1/3 23:58
とろとろーる009/1/3 23:54
梅干し209/1/3 22:51
おもいおもいこころゆくま...3*09/1/3 20:50
'COS YOU ARE MY ANGELペポパンプ2*09/1/3 19:08
ぽちなひと恋月 ぴの24*09/1/3 17:27
年をまたいでかんな6*09/1/3 15:37
僕の小鳥をあげるから水島芳野3*09/1/3 15:34
ミゼット2*09/1/3 15:28
明けても暮れてもペポパンプ4*09/1/3 15:05
Winter again さくら6*09/1/3 12:52
大切なものここ109/1/3 12:10
milk&honeymoof. 009/1/3 10:45
洋燈ノ声 ー異人館にて Ⅴ ー 服部 剛109/1/3 10:24
少年兵ノ絵 〜 異人館にて Ⅳ 〜109/1/3 10:17
コトコトろくましん2*09/1/3 9:55
聖夜ノ絵 〜 異人館にて Ⅲ 〜服部 剛009/1/3 9:47
音楽れつら209/1/3 7:28
剛毛サトタロ1*09/1/3 3:10

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