あなたは書かれた事のない手紙
いまだ出された事のない手紙
封を切られないまま
大切に言葉をしまい込んで


わたしはそっと考える
その言葉がどんなに心を震わせるかを
わたしは夢を見る
 ....
 ははがいなくなりました。ぼくをおいて、ぼくよりかわいがっていたいぬもおいて。
 ははがかえってこないから、ぼくはイライラして、まいにちまいにちいぬのけをむしりました。
 ちちがひさしぶりにかえっ ....
ほんとはもっとさらけ出して生きたいんだけど
やっぱりどこかカッコつけようとしちゃうのね
そんで結局カッコ悪かったりするモンだからさ、なーんかヤんなっちまうよな
さらけ出そうが出すまいが、多分 ....
本当はそんなこと起こらないはずだったのです

が出発日で

今日と待ち合わせるまでの

理由を想っていたながさ

つまるところの 8時間ちかく

ピンク色に染まる波うちぎわが

 ....
こわごわ伸ばした手をそっとリボンにかけた
伝えるため
逃げるのはむずかしく
逃げ続けるのはもっとむずかしい
やがてあらわにさせたその硬さは
罪悪感を駆り立てる

しっていた
あなた
 ....
目の誕生の初めては、黒い蠅の祖先
赤いデストピアが映り混む黒い瞳
破裂してステンドグラスに黒点を付着する蠅と蠅の透明な羽を見た少年は
それを銃弾だと思い、次の日戦争ゲームをする場所に決め ....
ビニイルの中から
米をとる
まだ少し
土のついた米に
虫が寄り添う
カップにゆっくりとり
一杯ずつをかみしめ
炊飯器がそれを食らう
そうして
ぼくの部屋は青くなる
 
静かにとぐ ....
俺のドラゴンボールが火を噴くぜと
若い男は股間を指差して叫ぶ
彼はセーラームーンを求めていたのかもしれない
三日月ではなく満月の戦士

いつかはクレヨンのような子どもを産んでほしい
短くな ....
僕は考えている
ぼんやりと僕へ探していく場所を今日も
僕の誰もいないその場所だけれど
きっとあるはずだとこの街を

はてしなくコンパスを
歩いていく手の森の奧
出している声に鳥
あの女 ....
 
あのひとも
このひとも
歳をとってゆく

歳をとらない
ものは何?

歳をとれなくて
生きたまま死んでる

せつなさの
思い出の中に
十九歳の
わたしとあなた
 
眼帯をした少女
血も流していないのに
白い服を赤で汚している様が
目立って
頭をチラつく
多彩な色を持つオウムが
単色のコヨーテの背中にとまり
凍てついた空間に向い
遠吠えを連鎖させ
 ....
{引用=

この宇宙は

はたして優しい場所だろうか



アインシュタイン、

僕はこの質問に
何と答えればよいのだろう

幸せだと呟くたびに誰かを傷つけていて

何 ....
                090105


九官鳥を起こしてから
夜具をたたむ

昨夜、飲み過ぎてしまい
エスカレーターで蹌踉けて
危なく転落するところだった
すぐうしろの ....
階段を振り返ると
目が合った
幼い頃からの呪いを秘めた寂しそうな瞳
だからその娘と友達になったんだ
快活さの嘘と
淡白を装う情熱で
それでも最後には彼女の選んだ通りになるよ
その娘のにだ ....
こうやって変わっていくんだね


君への思いも

僕らの関係も


あの頃は想像も出来なかった

こんな気持ちなるなんて

きっと君は今も

こんな気持ちでいる僕に気づ ....
テールランプが
アスファルトを赤く染める

夜がこんなにも深く深く
街を飲み込んでいく

手を伸ばしても
きっと届かない

あなたの手のひらは
今は誰の手を温めているの?

 ....
 
いつのまにか知り合って
いつのまにか朝を迎えていた
という状態は
どこか戦後に似てないだろうか

男と女
侵略するものとされるもの
その分け隔たれた
存在であるというだけで
戦 ....
  ?

  ?




 恋の単位は

 君だった
 
 
 
 
苦しみながら
大きな機械装置を操りながら
空輸、車輪の軋みを、摩擦、すべり転び、回り
駆け足、首締め おっちょこちょいちょい、しながら
白い息が雪の匂いを切望、もういちど
最初から景色を ....
ここんとこ ずっと
お疲れ気味で
溜め息まじりの帰り道


ふと
見上げた夜空に
シャンパンゴールドの月が
優しく微笑んでた‥


『君もこの月を
 見てたらいいなぁ ....
つらつら椿 戀しらに

常磐に冴える 鏡葉の

葉越しに揺れる 花の影


つらつら椿 うたかたに

{ルビ指=および}折りかき 数ふれば

{ルビ紅=くれなひ}にほふ 花の ....
イメージの中で溺れる歌姫
今は誰もがみな彼女の虜さ
イメージの中で溺れる歌姫
だけどそれは永くは続かない


一時代を築き上げた華々しい功績も
流行の波に曝されてもはや過去の遺物
巷に ....
ゴミ箱とホームの絵柄はとてもよく似ていた
52歳の詩のアマチュア愛好家は
よく間違えてクリックした
投稿しては削除を何度か繰り返して
ようやく自分の間違いに気が付いたが
時すでに遅く
彼は ....
音立てて吹く冷たい風が
鼻先と頬を赤くする帰り道

漆黒の夜空に瞬く星を見て
「美しい」と思えたならば
私はまだ大丈夫

やがて来る朝に
いつか訪れる未来に
願う事を諦めなければ
 ....
「迷っていたけれど
そういうふうに
生きていく事にしました」

密やかな決意を
胸の中で繰り返し
そこへ行き着いた
あなたの思いに対し

親指は言葉を探せなくて
携帯電話を閉じまし ....
薄暗い街灯を避けるように
Davidが
深夜の公園で立っている
ように見える
満面の笑みを浮かべて
いや
満面の笑みを浮かべている
ように見えて



 Davidは ....
幾度となく繰り返して来たどうしようもない夜を
いくらアレンジしてみたところでどうにもなりゃしねえのな
一体何にしがみついてんだかなぁ

物事には色んな側面があってさ
一言で終わらせること ....
ジェットコースター乗って
ゴーカート乗って
ウォータージェット乗って
空飛ぶジュータンに乗る

メリーゴーランド乗って
ティーカップ乗って
汽車に乗る
オバケ屋敷に入る

ポップコ ....
暖房が効いた部屋
渇いた空気の中で

君の為に歌を唄おう


君がいないこの街で
君の為の歌を唄おう



悲しみは
どんどん
空から降ってきて

あっという間に
僕ら ....
あまりにも物悲しいな、 と思いました。



すすきが潤いのない身を擦らせて嘆いております。
彼らはあんなに集っているのに 何を嘆くのでしょう。
あんなに柔らかな太陽の枯れ色を身に纏って  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
手紙石瀬琳々10*09/1/7 13:44
ぼくのストレス光井 新1*09/1/7 10:14
香りで確かめるBOOKEN...009/1/7 10:08
Sunriseヤオハチ009/1/7 10:07
つぶやきFUBAR4*09/1/7 8:38
ディストピア。眼の誕生!瓜田タカヤ009/1/7 7:02
白飯ゆうさく409/1/7 4:36
イタリ木屋 亞万2*09/1/7 3:42
僕をさがしてK.SATO2*09/1/7 1:52
十九歳小川 葉009/1/7 0:59
スローな景色秋也009/1/7 0:56
優しい問題3*09/1/7 0:52
やさしく眠る/急いで起きるあおば6*09/1/7 0:46
残響業績フミタケ4*09/1/7 0:41
最後哀音409/1/6 23:54
消去不可能いのせんと109/1/6 22:59
女友達小川 葉109/1/6 22:53
初恋北斗七星309/1/6 22:22
ヨルノテガムに会いに行くヨルノテガム1*09/1/6 21:28
Sweet Moonlight夢月209/1/6 21:10
眷恋華朱雀0*09/1/6 21:09
歌姫1486 1...2*09/1/6 19:19
ごみ箱ろくましん0*09/1/6 17:44
明日の、だいじょうぶ。スウ309/1/6 17:05
沈黙の質量藤原有絵609/1/6 16:55
Davidは我々を理解できないいとう5*09/1/6 14:06
明日はパスタBOOKEN...1*09/1/6 13:52
Saint Valentine's Dayペポパンプ5*09/1/6 12:52
応援歌三奈709/1/6 12:41
不可視光線ローザ109/1/6 11:50

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