私は知りたい
この世界には
どんなものがあり
どんな意味があるのか

私の中の子供は何でも知りたがった
たとえ暗黒の苦しみを味わおうとも…
純粋にただただ
知りたかった

ときに、 ....
 
 かれは夢を見ていた
 かれは生まれて
 生きていた
 ただ生きているだけ
 それで十分だと
 思っていたのだが
 そうではなかったのかも知れないと
 気づいたところで
 目が覚 ....
繰り返す波のように
朝になっては押し寄せる人
駅に向かい、新聞買って
人を押しのけ、上り電車

さきほど中央線で人身事故が発生し
東京―高尾間は運転見合わせ
もしや、知り合いではないかと ....
午後も行き過ぎて
3:00時を回る

街 街は歩かれるべきもの
二足歩行は地を這う者らの
究極の進化

重力を無視できる
二本の腕を十本の指を自由を得た 勝利

我ら工作人 羽根さ ....
ほっと一息くつろぐ
ちょっと荷を下ろして
人に寄りかかる
支えてくれる。

にこにこ笑って
答えてくれる。
なんで貴方は
そんなに優しいの

皆大変なんだよね
分かっている
で ....
何が正しいのか判らなくなってきました

優しい夫――
柔らかな笑顔で陰りもなく
底なしに優しい彼
手を繋いで買い物するのが楽しくて。

ギャンブルに興じる夫――
パチンコが大好きで
 ....
古い夢を見た
ドアの向こう側は赤く塗られていて
こちら側でノブに触れている
覗き穴からは配達夫のノックが肘から先だけ宙に浮いていて
振りかぶったところで細かく震えている
メトロノームを拡 ....
 
不協和音の響く街
 
叫ぶ声はノイズに掻き消され
 
冷たく 雨と共に落ちた
 
真っ暗な空に微かに見えた月
 
あなたも叫んでいるのですね
 
 
過ぎゆく季節に霞んで ....
悲しんでいるの?笑っているの?
遠い目をした夢追い人よ
あなたは時計を止めたまま
何を思っているのかしら

愛に疲れ果てて心凍らせて
もう誰もその瞳には映らない

私の冷たい腕に抱かれ ....
ともだちのくれた地図

デパートならベースメント

真っ直ぐな甘味のとなりでふふと笑えば

昨日が追いかけてくる


サツキとメイとリンとギョク

となりあわせのみらい

い ....
だいたいいつも一言余計なクセに、大事な時に一言足りない。

でもまぁコトバなんて、一番伝えたい時に限って役立たずだったりするしな。

止めちゃおうかな。考えるの。

やーめた。
冷蔵庫のなか
ひときわ目を引くふたつの色
重なり合う
あなたのバッカス
あたしのレミー

縦横無尽
その巧みさを知っているがゆえ
余計に腹が立つ
今までに
少しでも考えてみたことは ....
雨の降る日、電車が遅れて
まだアナウンスを聞いていないあなたは
いつものように向かいのホームにいる
今日はそのホームじゃないと
隣であなたの友人が叫ぶ

あなたはこちらを見た
雨の向こう ....
またいつもと同じように足を止めない午前三時
足りない言葉並べて飽きたらうちに帰ろう
舌が求めるがままに呑んでゆらめいて
ひとり歩く道の先に僕のうちが無いのはどうして

街が朝を迎えるのにいっ ....
会社からの帰路
痴漢の出ることで知られている暗い夜道を
一人歩いていると
目にひじきが入った
痛みに呻いたその刹那に
記憶が背後から次々と現れて脳裏を掠めていった
私の体はいつのまにか
 ....
あなたに与えられたからだが為すべきことはただ一つだけだと
いつか誰かが叫ぶので、信じがたい事実が辺りを照らす

ぬるり
と、子は真ん中を割り
部屋に満ちる期待を 笑う
ふるえる裸体はみすぼ ....
一日目
自己紹介
古い名刺はいりません
受け取る時は両手を添えて
新しい名刺は
デザインもきっと豊富でしょう

響き渡る筆音
空調をも圧倒する
乱れ飛ぶ修正液
ピンポイント
年度 ....
雷鳴に犬が怯える空で
やさしい言葉のように冷たく凍ったものが
老人ばかりの街を無数の宝石で覆い
 (あるいは灼石灰のような骨の粉)
まぶしく結晶に閉じこめる

今だけはうつくしいだろう ....
今日が終わった。
果して収拾がつくか
はなはだ疑問だった
10ダースの艱難辛苦のうち
7ダース半を片付け
2ダース半を明日に残し
おつかれさま
のあいさつのもと
くそったれと表現すべき ....
水晶が騒ぐような
本当の冬の光
クィーンメリーが跳ね返す朝
トーストの上のシロップ

音楽が消えた劇場のような、ただ空間する日常
ドニ・ラヴァンが手のひらを撃ち抜くシーンを
目の ....
ぼくはなかない
かわりにぎゅっとだきついた
ねえママ ぼくのおときこえる?
ねえママ ママのどきどきつたわるよ

ママもなきたいんだね
いっぱい いっぱい
がまんしたんだね

こんど ....
しとしと雨が降る日には
なんだか耳が遠のいて
クツノウラの世界へ行けそうだ。

狭くなった世界の
はずれにあったベンチに腰掛け
雨が降らないこの場所で
夢のカケラをひとりつまみ食い。
 ....
 美しい言葉をゴミ箱に捨ててやりました。
綺麗事は重いので、粗大ゴミだと判断して、粗大ゴミの日に出しました、
粗大ゴミを出すには、千五百円必要なので、お小遣いから出しました、
綺麗事の行く末は、 ....
夢のなかで草原を走りまわってきた
飛び乗った駐輪場の屋根が思ったより熱かった

スーパーの裏口で搬入のおっさんとの
ちょっとしたバトルに勝利を収めてきた
玄関のペットボトルのむこうに
 ....
白い紙に何を書けばいいんだ
何も形にならなかったというのに

お婆ちゃん
俺を誇りに思うのは止めてください
あなたが語る少年は
そいつは俺じゃない

お母さん
俺を信じるのは止めてく ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを  握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る

がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
夏野菜のカレーはおいしい
ナス野菜ではないよ
夏野菜
ナスも入れるけどね
ピーマンとオクラ
場合によってはカボチャやトマト
夏のカレーは夏野菜
冬のカレーは根菜で作る

スズムシはい ....
狂ったカーナビ


ラジオのノイズ


シャツの袖口を彩る
油絵の具のシミ


灰色の街


2人であけた黒ビール


渇いた空気


狂声


じっとり汗 ....
 

 青い日はいずれ熟していくのだとしたら、次の季節の僕は誰の腕から逃れているのだ。さようならも言えずに去る君の曲がり角は何度だって曲がろうぞ、それで君が帰ってくるのであれば。春を待つ正しい月の ....
ちょうど私の誕生日の頃、雪が降った。



大きなワゴンでやってきたきみは

車を降りて



不意に お母さんのことを話し始めた。




何年もそばにいたのに。

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「知る」ということさとう 星子3*09/1/13 18:41
くぼた109/1/13 18:29
駅売店〜東京、天気予報は雪〜うめバア409/1/13 17:34
裸体のLUNAアハウ109/1/13 17:11
You are my sunshineペポパンプ5*09/1/13 17:07
共依存(症例:H.M)AKiHiC...109/1/13 13:44
しかんたざれつら109/1/13 13:09
月灯りによせてれるむ109/1/13 12:37
雪の女王[group]未有花8*09/1/13 12:34
みらいヤオハチ009/1/13 12:09
雨止まねーかなあBOOKEN...009/1/13 10:58
生平FUBAR4*09/1/13 7:20
ダイヤ乱夢[group]木屋 亞万2*09/1/13 2:41
無題むしのいき009/1/13 2:35
バックトゥひじきサトタロ0*09/1/13 2:06
既成の転倒いっと109/1/13 1:33
ハケン村のキケンな一夜ネット詩の悪...109/1/13 1:02
やさしき雪にふるえてたりぽん(大...9*09/1/13 0:43
TODAY構造409/1/13 0:27
受光ホロウ・シカ...5*09/1/13 0:07
てんし。そらの とこ6*09/1/12 23:58
アマヤドリアズアミ309/1/12 23:47
 丸い球体つぐこ509/1/12 22:56
猫が顔を洗ういくつかの事情角田寿星7*09/1/12 22:40
スギサリ結城 森士009/1/12 22:32
握る池中茉莉花12*09/1/12 22:21
夏野菜とスズムシ海里309/1/12 22:02
Prositローザ109/1/12 21:58
ライオンの死ぬ園雨を乞う1*09/1/12 21:30
高杉芹香409/1/12 19:30

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