結局
要するに
つまりお前は
人を好きになれない
のではなくて
人を好きなお前を
好きになれない

根本的に
無意識的に
核心的な部分において
お前は自分のことが嫌いだ
人を好 ....
さっと湯掻いただけのベニヤ板を抱えて
彼女は嫁いだ
コップで生きるベタか
狭くて可哀想だけど魅かれるな

晴れてんのに雨
珍し
眠くなってきた
寝よ
明日
水槽と格好いいコップ買いにいこう
気向いたら
魚も買って
魚も飼って
 ....
雑誌のランブルフィッシュを見つめている
いつも頑張らないあいつ
弁当の果物が毎日りんごで
噛む時だけ
シャクシャクと
活きのいい音をたてる
あいつの
価値観がわからなくて
人ってみんな ....
映画を作るために制作費を使っていろいろな材料を買う。
制作費を作るためにいろいろな街に行って仕事をする。
仕事をする時いろいろな人と出会う。
いろいろな人と話すと映画についてわかる。
映画を作 ....
いつも何も言わずに、静かに見つめているあなた、どんなに
暗い夜でも、窓を開けばそこにいるあなた、近づいて見ればあざだらけ
なのに、冴えわたった夜空の下で妖しく耀くあなた、人目避ける旅人の
足もと ....
遅刻しそうになる夢をみた。
きみが、遅れるよ。と手を差し伸べてくれたけど
掴む前に目が覚めてしまった


目をあけても、其処にきみは居ないのに。
 
お見舞いにいくと
ベッドと見まちがえるほど
平らになっていて
痩せていた
祖母と手をにぎりあって
見つめあっていた

帰り際に
手をふった
なるべく笑顔で
いつものように
 ....
なんどもなんども、
きえたくなったけど
それでもぼくはここにいて

しねっていわれても
まだ、
いきているきがする

ばかばかしいね、
こんなまいにち

にちじょうはすで ....
春の足音まだ遠く、
雪に足跡追う猟区;
かえでの青い若枝に
見え隠れ、けぶる焼け谷。

息白く、角凍えても、
背には湯気;阻むかえでも
ものとせず、真一文字か、
谷飛び越える親子鹿。
 ....
カタカタカタカタ


パソコンの音


ポチポチポチポチ


携帯電話の音


あなたが打っているその言葉

あなたが発しようとしているその想い



誰かを

 ....
2畳もないキッチンで洗い物を済ませる
食器が触れ合う音が
夜の静けさに吸い込まれていく

君がくれた習慣で,ハンドクリームを塗る
緩慢に手をこすり合わせる音も
静けさの中に吸い込まれていく ....
 
ばっぱが死んだよ
連絡がはいって
いくつかの列車を乗り継いで
たどりついた実家の居間のテーブルに
イクラの寿司があった

食べていい?
誰もこたえないので勝手に食べた
掌もあわせ ....
シーソーシーソーの音階で
救急車のサイレンが頭蓋の蝸牛で螺旋を描く
シーが何をソーしたのだろうか
目的語のいらない自動詞で言い切っているしかも過去形。

竹箒でレレレのレーで長三和音 ....
シャボン玉のなかの、人気の無いシャッター通りを
くぐりながら、眠れない半分の顔は暗闇の書架を見上げた。
玩具の戦争が終わったら、地平線のうしろに隠してある
重油の山を売り払って、腹が裂け ....
とても
とても高い所から
落とされて ばらまかれたみたいに
路上には大勢の人々が
ざわめいていて
それぞれがひとつずつ
何かしらの凶器を隠し持っている
とても
とてもありふれた所から
 ....
飽きちゃったな 私

この暮らしに

だから 窓からスルリと抜け出して

気ままな旅に出たのです


とにかく風がきもちいい

なにも持ってない

むき出しで 投げ出しで ....
あなたの笑顔を

ずっと
ずっと
守るのは

わたし

その笑顔は

ずっと
ずっと

無敵

わたしの冷たい手と
それを包む
あなたの温かい手
月の晩に 海へ還った
星の瞬き のぞいてみたよ

君はいまだ 夢のなか

朝はまだ 来ないようだな


透明なグラスになにをそそぐ?
君は 愛とでも言うのかな


夢で始まり  ....


そして皮膚が脱げていく
鳥になって
JRの中にすごいあふれて
ホームのドアが開くたびに散らばって
ぶわっとなりながら
短い永遠とたましいを乗り換え
不安と怒りは眠りと平坦な祈りに ....
わたしは川になりたい
草原をうるおし、森をいつくしみ
たくさんの魚が群れ泳ぐ
川になりたい
やがて大きな海にそそぐ川に

わたしは、はるか大地のおく
山の斜面にねむる池。夜ごと
星が  ....
夕方
台所に立つ妻は
鼻唄を歌っています
口ずさむメロディーを聞いていると
妻の笑顔を
永遠に失いたくないと思います
しかし

人間の生は永遠ではない
出会いがあれば
別れもある
 ....
上司のキツイ喋り方が
心に爪を立てる


一ヶ月前から
楽しみにしていた
恋人とのデートが
中止になった


心にぽっかり穴が空いた



いつもマメなあの子に
 ....
おいで
おいでよ
きみのためにもいいから

ぜったいにおいで

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaahhhhhhhhhhhhaaaaaaaaaa ....
手のなかの電池の切れた携帯電話だけが熱かった
毎日一度も鳴ることはなく
しかし今日も握りしめて生きている
何もかもが煌々と夜を照らしても
手のなかの電池の切れた携帯電話だけが熱かった  ....
側頭部のねじが回っている
にちにちにちにちにち…
脳が絞られるように さみしくなる。
あしたもこうだろうか


なんにもない日だ
さっきから携帯電話が光っている気がするけれど
ほんとは ....
姑獲鳥 (うぶめ)


抱いてください 父を知らない不憫な子ですが
抱いてくれたら あなたに幸運が訪れます
身体が重いのは あなたの力を試すため
息が冷たいのは あなたの情を試すため
 ....
昔 あると聞きました

麦畑の中に人魚を見た人の

人魚のうろこは虹だから

サングラスで消えてしまった ケドの後

残り物に期待すらした

私とあなたと飼い猫は

すべてを同 ....
なんで
そんなことするのっ

やめなさぁい

やめなさいって
いつも言ってるでしょ

なに見てるの?

聞いてるのっ?

ちゃんとこっち見て
聞きなさいっ

なんでしたの ....
白梅も微睡む夜明けに
あなたしか呼ばない呼びかたの、
わたしの名前が
幾度も鼓膜を揺さぶる

それは
何処か黄昏色を、
かなしみの予感を引き寄せるようで
嗚咽が止まらず
あなた、との ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
芋虫のまま死にたい木屋 亞万2*09/1/29 4:29
TOTSUGUサトタロ1*09/1/29 3:32
ベタ飼い妄想秋也009/1/29 3:24
むしゃくしゃ赤面2*09/1/29 3:18
映画館でいろいろな人の話を映画にする。寝る話。0+09/1/29 1:44
月 (ソネット)Giton1*09/1/29 1:38
強がろうとするから寂しいってゆえない。リュウセイ1*09/1/29 1:14
トンボ小川 葉9*09/1/29 1:13
白昼に沈む、ゆうと1*09/1/29 1:01
猟人 (脚韻詩の習作) Giton1*09/1/29 0:47
言ノ葉知恵2*09/1/28 23:48
handsRW209/1/28 23:43
イクラの寿司があった小川 葉4+*09/1/28 23:12
ばらんす[group]しろう1+*09/1/28 23:09
白いみずおと      前田ふむふむ18*09/1/28 22:47
冷たい磔刑岡部淳太郎2*09/1/28 22:24
窓から スルリいねむり猫009/1/28 22:18
確信カエル男爵009/1/28 21:48
どらちゃん209/1/28 21:13
1と2モリマサ公1309/1/28 21:05
わたしは川になりたい寅午209/1/28 20:42
リビングにて渡辺亘009/1/28 20:28
チョコレート(悪)0+09/1/28 20:03
れんしう2012009/1/28 19:56
磨く夜因子209/1/28 19:52
ねじの日009/1/28 19:51
百鬼夜行詩 <11>nonya6*09/1/28 19:23
リトルマーメイドヤオハチ009/1/28 19:01
ママよーかん1+09/1/28 18:35
美しいひと銀猫29*09/1/28 16:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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