立ち枯れた夏草に綿の花
朝の光に否応もなく
蒼い影を生み落とし
泣いて端から透けていく
だがわたしは目の端に
季ちがいの早贄とされた
わたしの春を見ていた
雪から突き出た枯草や
裸の樹 ....
・種・
言葉がわらって弾けて
青い波しぶきに似た眩しさ、私のものと違う。じっと我慢して、じっと耐えて、私の容れ物が耐えられなくなる頃に、心の柔らかいところから 割いて生まれる、血濡れた刃が、言葉、 ....
それは遠い遠い昔のこと
命は身体という
不自由な傷つきやすい器を
必要としていたという

鼓動 とか
呼吸 とか
だから今はもう
命の比喩としてかすかに
その器の記憶を伝えるだけ
 ....
仰ぎ見る高みから
呼ばれている
この青い青い朝に
湧き上がる歓び
ゆっくりゆっくり吸い込む 、

時の佇み在り静かさ巨大に

とほくやはらか澄みわたる
波の次々と
波の水の色彩
 ....
何年もまえから
週末になると三時間ほどかけて
家に帰っている

はじめのころは
半分くらい旅行している感覚で
ぶっちゃけ云うと
けっこうしんどかったな

だから
二週に一回 ....
エイリアン
共は

自分の
ア◯ルが
妙に
疼くので

しらみを
消す為に

現実逃避

エイリアン

自称詩人を
抜かせば

ア◯ルは
満たされる

ヌク ....
+

 ルービックキューブを浮かべた
 コーラーフロートに黒糖をかけて
 のむ/のむ/
 のむ/
 天使たちの地獄めぐりにいあわせている。
 わらいたくて笑うひとは可愛いさ。
 インタ ....
いまのように
日をまもり
枯れ枝をあつめた
この霜焼け
道端の紅葉に

部屋の隅へとどく
はらばいになった
暮れの西日
どこで線をひいていい

ひとりより
ひとりにきづくほうが ....
 ちょっとくたびれたスニーカーで散歩に出る
 午後からの散歩は時間と追いかけっこになる
 つるべ落としとはよく言ったものだ
 沈みかける太陽からの光が心地よい
 長寿の太陽にあやかりたいが ....
通りすぎていった雨にまだ濡れている。まだ舗装されたばかりの黒いアスファルトにもはやすっかりと晴れあがった青空が映りこんで、まるで曹灰長石(ラブラドライト)かなにかのようにその淡いみずいろを反射している .... 誰も私を見てくれないので
私は皆を見詰めている
皆同じ酸素を吸うのか私には分からない
私は何度目か、死のうとしている

青さや理屈が漂い
私はビルの隙間の廃道にいる
古びたメモに詩を書き ....
公費

コロナ
予防接種

僕は
完全に
頭イカれ
てました
から
とかなる
から
周り見れば
どうやら
みんな
イカれてて
消毒し
すぎて
カルマが
消えて ....
顔のシワは年の甲羅

シワは人の年輪

老いては一歩下がり

世間の片隅で

余生をもてあそび

じゃまにならず

じゃませずに

味わいつく

シアワセ
燻製にトンネルを培い

木漏れ日の月が

バンジャーイです

わ、わ、わたす?
水分

突如、物質

誰がパイプなんだよ

SNSで見事勝利

ああ素人童貞でしょ?
1 ....
錆びた鉄格子の向こうに

月明かりが望みの影を作り出している
冷や汗が滴り床に小さな地図を描く

これは出口への暗号だ
誰も読めない

壁が息をしている

湿ったコンクリートの肺が
ゆ ....
○「スマホ」
スマホを落として破損!
画面にヒビ!
起動もしない!
ドコモ店に行く
これは修理するよりも
新しく買ったほうがいいかもしれません
と若い女性の店員さんにやさしく言われ
購 ....
虚脱した魂の
小さな穴んこ虫
誰かが観ているよ
あなたのことを
もうやけのやんぱち
どんだけ好き勝手して

今に起きることの
すべて垂直に流れ出る
過去なることの反映
(霊主体従と ....
これからもっと
楽しい世界が待っていると
信じた反面
打算もあった
地に足がついた
安楽な暮らしが欲しかった

愛されていない女の末路は惨めなもんで
愛する女に愛を囁き続けたあなた
 ....
満身創痍爆発した
巨大なAVの雪崩
凶悪は冷たく負ける

等覚にア◯ル完成
ゴキブリを殺さず
見た善行は呪い

マリファナ
からコカイン堕ち
のあいつ

イカれた俺は
ゲイ動 ....
軽い口づけ交わして
また明日と言われても
欧米なら挨拶程度
本気度合いは
分からないもの
言葉で何度囁かれても
響くのは一瞬で
後は空気に溶けていく
そんな夜が続いたら
私の心は
 ....
師走の候
医院の待合室
暖房を入れ始めてから日が経つ

ブラインドの向こう
夏からの工事は、まだ終わらない

受診後の患者様たち
次の予約は年明けが多い

帰り際に掛けられる言 ....
余談とデマ、そよ風が余所まで飛んだよ。
よだんとでまそよかぜがよそまでとんだよ


強いわよ、強かな田舎。但し弱いよっ。
つよいわよしたたかないなかただしよわいよっ


四方をそよ ....
あれは中学生のころだったか
母に連れられ下着屋に行き
子どもには不釣り合いなほど立派な刺繍の入った下着を
母は子に買い与えた
そんなものより
質素なスポーツブラがよかったのだが

わたし ....
テカテカと輝くこの地上

ピカピカと眩しく生まれたワタシ

パッと世界にヒカリが咲き乱れ

サンサンと明るく、温かいいま、ここ
南回帰線を越えて行こう
頭上には星明かりのみ
南回帰線を越えて行こう
希望の船出は
南十字星が見守っている
南回帰線を
南回帰線を越えて行こう
青春の岬を見つけるまで
冒険の終わりに
 ....
強い安定感が
頭の中を治してくれる
僕はもう大丈夫
今まで苦しんでいたのは
ささいなつまづきの積み重なり

あなたは知っている
この世の法則
僕も取り戻した

今は同じ世にいるんだ ....
憎んだのは
あなたがたじゃない
夫と花の名前を持つひとだ

憎んだのは
有り難いことに
過去の話だ

誰も
私自身にさえ
歩き始めた陽のあたる道を
邪魔させやしない

過去の ....
あなたがたは
私を一方的に犯罪者扱いするが
あなたがたに
罪はないというのか

忘れていた

私はあなたがたに
何ひとつ害を与えていないというのに
集団で
ことばの{ルビ私刑=リン ....
目覚めて時計を見る
2:30
まだ夜だとため息出る
近隣の家からいつもの爆音が聞こえる

3:00
時の流れが高速に感じる
静けさの繭に包まれる

4:00
夜明けを思う
不意に ....
窓の内側で雪が降る

その部屋には
若く逞しく毛深い猟師たちの影が
猟銃ではなく
近代的な迷信の骨を研いでいる

部屋ではこういう詩を読んだ

「最愛の白い武器庫に
祈祷師を連れて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
赤冬ただのみきや025/12/13 11:26
詩作三部作這 いずる025/12/13 10:55
long long ago塔野夏子025/12/13 10:49
カム・イン・アローンひだかたけし025/12/13 10:09
にんげんばんじだれのなに?秋葉竹025/12/13 10:05
ヌクヌク自称詩人の怠惰弥生 陽025/12/13 9:20
ミーマニアさんたち百(ももと読...225/12/13 9:00
いまwc225/12/13 3:17
12月の散歩道佐白光325/12/13 0:40
日曜出勤本田憲嵩625/12/12 23:07
雨になりつつ由比良 倖225/12/12 21:53
イカれの世弥生 陽125/12/12 18:09
老いとシワとシアワセ多賀良ヒカル125/12/12 17:28
SNSで見事勝利弥生 陽025/12/12 13:35
脱出725/12/12 12:25
独り言12.12zenyam...4*25/12/12 11:02
ストロボライトひだかたけし5*25/12/12 9:32
後悔りつ2*25/12/12 3:37
ア◯ル5丁目弥生 陽025/12/11 22:39
粘膜まで愛して花形新次025/12/11 22:00
良いお年を花野誉10*25/12/11 20:11
欠けた詩、炎の星だけが(回文)水宮うみ425/12/11 18:12
ちち凍湖925/12/11 17:50
オノマトペなワタシ多賀良ヒカル325/12/11 17:28
海の果てまで渡辺亘125/12/11 16:44
安定感杉原詠二(黒...4*25/12/11 15:37
我が道りつ5*25/12/11 15:19
私刑2*25/12/11 14:31
夜明け前が一番眠い6*25/12/11 12:36
ノルウェー舞曲牛坂夏輝4*25/12/11 10:11

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