[81]佐々宝砂[12/31 11:27]☆
女性で、SF&ファンタジー評論家)は、その夫、巽孝之(男性。アメリカ文学者、SF評論家)のペンネームであり、本人は男性である、とある本の中で断定され、裁判を起こし、四年後に勝訴しました。その経緯は『叩かれる女たち』(長谷川清美)という本の中で詳しく説明されています。つまりまさしく「いま」の話なんですよ。昔の話ではない。 とゆーか、いまさらこんな『テクスチュアル・ハラスメント』みたいな本を紹介して反響があるということ自体、詩の世界がほかの文学に比べていかに後れているかの証拠のようにすら思います。
また、『テクスチュアル・ハラスメント』にたいしては、たとえば下記のような、ラスの方法論に対する反論をはらんだ意見があることも紹介しておきます。私よりはるかにまとも、かつ刺激的でおもしろい論考ですので、読んでみてください。佐藤亜紀のこの意見にも私はかなり納得しました。
http://www.flet.keio.ac.jp/〜pcres/gender/reviews/textual.html
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