[175]佐々宝砂[05/04 03:22]☆
くてすむならいなくてもいいのです。百まで健康に生きて医者にかからずすむなら、それほどいいことはありません。でも私たちはたいてい病気をします。身体を病むこともあれば、心を病むこともあります。だから医者はやっぱり必要なんです。医者なんていないですむならそれほどいいことはない、としても。詩人と医者の必要性は、もちろん全く問題が違います。
でも、確かに、私はセーシュンの一時期にある種の(はっきり言えば語調のきつい血みどろですらあるような)詩を必要とし、そうした詩におぼれまくりました。寺山修司の短歌が必要だった時期もありました。谷川俊太郎のことばあそびうたが必要だった時期もありました。私は詩を読むこと
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