[128]佐々宝砂[03/31 14:00]★4
っても、あまり関係なく「おやすみ」と返事をしたのではないかしらと考えてしまうのです。そうじゃなければいいなと思うのですが、もしそうなのだとしたら、作者が「椿」という花にこめた思いは伝わったのかどうなのか。この詩のなかで椿の存在はとても重要です。「おやすみをいってくれ」だけにメッセージ性があるわけではない。詩というのはそういう読み方をするもの、行間に隠れたものを読むものだと、私は思うのです。……といって、別段、詩の感想に命まで賭ける必要はないでしょ。露見草さんが命がけでやるのは立派だけれど、他の人々にまでそれを強いる必要はないです。
さらに付け加えていうと、「☆95ツバキ」という詩に、茶の湯のわびさびや椿姫まで連想するのは行き過ぎというかこの詩にそぐわないと思います。だって詩の作者がそういうことまでは示唆しておりません。また、ゆりかごを知らないということは、世代の相違というより知識の有無の問題です。若くたって知ってる人は知っていましょう。ねえ、露見草さん、作者の資質を考慮しつつ読むこともまた重要なはずです。
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