[39]ベンジャミン[2005 05/09 03:35]
ないかたちを見て
怖がらないようにそっと書き足した言葉は
埋めきれない手紙の白い余地からこぼれて
伝わらない気持ちを押し流しても
呼び覚まされてしまった過去を悲しく見つめてしまう
破れる海から溢れる涙をかき集めれば
底まで続く文字のうなりは季節を越えて今に辿りつく
廻りめくられる日々の中でほのかに灯る回想のランプ
回転木馬で夢を見るような憂鬱な現実を覗き込めば
つなぎとめられずにこぼれてゆく夢の脆さを感じずにはいられない


※以下、最初から最後までの連想です。

小石
ちっぽけな勇気
はみだす葛藤
いたずらに飛び込んだ群集の中
はだしのままでぶつか
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