[106]完食[2005 12/18 21:51]☆
です
この宇宙も包めるのかな?
だとしたら僕は熱い恒星も翼のエネルギーにして
宇宙の果てを見ることができるんじゃないか!と思った矢先
宇宙の先なんて、争いばかりじゃないか!?
そう思って、君の髪が揺れる色を思い出したのです。やわらかな、
君の色。…ああ、そうだ。僕が夢を見た瞬間に生まれたんだ。
本当の宇宙や、君はここには居ない。
いつか君が大人になって背が伸びることを
気にしなくなるまで置いておくつもりだったけどね……
だから君の髪を、この手で触れにいかなければいけない、って。
世界の果てまで飛んだ僕は、夢が消える前に君に触れようと
手を伸ばした………はずだったけど
もちろん夢は醒めた。
君の髪に触れるはずの僕の爪に、あまい風の春の朝。
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