蟻
するりと輝いた賛美歌の中
ぼくは手を合わせようとしない
単純に理由をしらないもの
ぼくがそうまでして
何かにすがるような人間かい?
違うね
そうつぶやく僕の頭には
嬉々としてはしゃぐキリスト
そんなかすかに残った木漏れ日のような
儚い記憶が
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