加藤泰清
もう戻れないあの頃 だって?
あの頃の自分は今の自分にはなれないんだぜ!
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雪の降らない冬の寒空の下、私は半袖短パン長靴の格好で、家の隣に萌やされた森の中へ潜り込んだ。木と木の間にカラスの便のように、鉛色の空から置いてきぼりにされたこれが雪だ。今も刻々と泥まみれになるためだけに溶けだしている。足元の底なし沼の如くを回避する為に、私は残り少ない命を燃し続ける雪々<ゆきゆき>の上をスキップしていく。時折ばじゃこんの断末魔が先細りながらも絡み合った枝達を小刻みに震わせ、共鳴していく。
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