作者からのコメント
■■■ 読んでいただきまして誠にありがとうございます ■■■

父系制度の構築、維持には或る意味母性は隔絶すべきもののようです。それだからこそ
母性の根幹ともいえる月経を穢れとして忌み嫌うのかなと思っています。
水在らあらあさんが述べられているように月経と月の満ち欠けとの関係は無視できないようで
月は女性に例えられることがあるようです。個人的には月といえばボナ・ド・マンディアルグ
の名著「カファルド」を思い出してしまいます。ぴ@的にはちょっとトラウマになっているとも
言える作品ではあります。

それから、性と生は切っても切れない関係にあるのは言うまでもありませんが、カーマストラ
の性典が指し示すようにアジアでは性を謳歌する歴史(浮世絵があるように日本も同様です)
があるのに対してヨーロッパ(とりわけ中世ヨーロッパ)では性を抑圧する長い歴史がありました。(魔女狩りとかも、その現われなのかも)
もっともそれだからこそマルキド・サドなどの倒錯文学を生み出す土壌となったのかも知れません。


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