作者からのコメント
森田さんお読み下さったのですか(汗)ありがとうございます。なんと言うか、恥ずかしです。みすず書房は本当にいいですよね。へえ、メルロ・ポンティも出していたのですか。装丁も、字体も、全体が醸し出す雰囲気も。
長田弘さんよく読まれているのですね。すごいな。ぼくは、詩は何ぺんか記憶にあるきりで、まとまったものは初めてです。たしか、よいエッセイを書かれていましたね。若い頃目を通した時はどうも鼻について敬遠してましたが、晩年まとめられた大判のエッセイ集を最近少し読み、良いなあと。あんまり気張らず読めばいいだけなんですよね、結局。
井筒さんは、なんと言っても平明ですから…。俯瞰してくれてますし。読むと利口になった気になりますね(笑)例えば僕は、西田幾多郎に挑戦していたら真っ先に打ちのめされて、鈴木大拙とかの飄々としたものに向かう人間です。話はとびますが、最近はどうも、養老孟司さんや司馬遼太郎さんの文体がどうも鈴木大拙さんの文体と重なって仕方がないです。これはよくよく考えたら、たぶん中国思想ことに漢詩による影響が大いにあるような気がしてなりません。
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