作者からのコメント
アラガイさんのおっしゃられること、大変共感いたします。
過去の対戦成績でも明らかなことなのですが、日本が最も苦手としている相手は欧州やアフリカ各国ではなく、これはもう間違いなく南米であります。ボールで遊ぶ、ボールを操り相手を弄ぶテクニックはもちろんですが、マリーシアという試合の流れすら自在に運んでいく南米のサッカー文化に学ぶことはまだまだ尽きないと常々思うのです。アラガイさんのご指摘の通り、南米の選手はドリブルに独特のリズムを持っていて、日本のディフェンダーは相対したときに相手のボール処理が甘いと感じた瞬間ですら、飛び込んでいく、距離を詰めて厳しくチェックすることを躊躇します。そのため大概のシーンでディレイで守るという、相手を遅らせるディフェンスが第一になるのがいつもの流れで、そしてデジャブの如く蘇るのは過去の敗戦のシーンであります・・・。ボールを触るというより、足に吸い付かせるという表現がぴったりな南米の代表選手たち、歴戦の試合巧者ぶりであります。
岡崎選手や長友選手は経歴から見ると、エリート街道を進んできた選手ではなく努力の天才として、壁を打ち破ってきた選手たちです。私も学ぶべきは早熟の天才選手よりも、二人のような努力の天才たちにあると思いますし、練習は決して裏切らないんだという、当たり前のようですか大切な道しるべを、後輩たちに示してくれる素晴らしいスポーツマンの二人であると思います。
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