作者からのコメント
砂場の王様は多分みんなに。
砂場の王様は人の可能性の限界であり、越えられない壁です。
砂場にどれだけ砂があってもそれは決して無限に至るものではありません。
そこに砂場があるならそれは限られた材料に過ぎません。
はっきり言ってしまえば、我々人類は見せかけの無限の可能性を未来と名付けているに過ぎないと言いたかったのです。
人類が存続している期間の上限が予測されうる限り(これは外宇宙からの訪問者が我々の前にあらわれないという事実から推測される、文明に寿命があるという説に「今回は」則っています。)我々全ての人間は生きて、なにも唯一の存在を生み出さず死ぬしか無い、という唯物論的な思考の王者が砂場の王様です。
ただこの経験をクオリアとして積層した存在それそのものとして、ただ単純に同一の存在は二箇所に存在しないという大前提に立って、なおかつ時間軸がそれを固定するなら砂場の王様は常に独立した(個性を保証された)砂場の王様であるのでしょう。
ということを思いながら書きました。
自分の子どもがこんな事言ってたら、自分がボケる間際ぐらいに突然砂場に執着を示してハラハラしてるのを楽しみたいと思います。
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