作者からのコメント
作業療法士のぼくの担当のスタッフと病院の畑がある裏山に、落ち葉拾いに行ったのです。畑には猿が出て畑の作物を荒らすのです。ぬけるような青空。さわやかで品のある
彼女のしぐさ。桜の木がいちばんはやく落葉するというのです。そのとおり、山桜の木の
下におちばがいっぱい散っていました。二人で拾っては網籠にいれてためてゆきました。
それでコラージュを作ろうとおもったのです。すすきがきらきら光っていました。
どこかで拓郎の『旅の宿』がなっていました。彼女に甘えてみたかったのです。
不埒なこだとしりながら。そしてさいごに霧氷のようにふたりを,固めてしまいました。輝くような瞬間でした。
読んでくれて、ありがとう。
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