ポイントなしのコメント
[まどろむ海月]
荘子の「知魚楽」、面白いですよ。 ---2010/05/16 11:23追記---  手術するかどうかでやたら病院通いと検査が続いた後、若干の余裕ができたのですが、つまらぬ人にかかわって、こんな返信があったのを、今日まで気づきませんでした。題から想像して論じてしまうところが、らしくておもしろいですけど、さすが直観力がいいですね。  荘子と古代の論理学の大家と言っていい恵子が散歩していました。橋の上で、荘子が渓流を泳いでいる魚を見つけ言いました。「御覧、魚が実に気持ち良さそうに泳いでいるではないか。」恵子が「君にどうして魚の楽しみがわかるのだ」と言うと、「では、私の心には、魚の楽しみが分からないということが、どうして君に分かるのだ」と荘子が応えました。すかさず恵子は「もちろん君ではない僕には、君の心はわからない。そして魚ではない君には、魚の楽しみはわからない。どうだ、ぼくの論理は完全無欠だろ。」と応えます。しばらく黙っていた荘子は次のように応えました。「話を元にもどそう。あの橋の上を通った時、私には確かに魚の楽しみがわかったのだよ。そして君にも、そのような私の心がわかっていたのだよ。」  まあほぼこんな話ですが、面白いのは、ノーベル物理学者の湯川秀樹が、この話が好きで、「私はいわば、魚の楽しみを知るために、物理学をやっている。科学の根本では、論理より直観の方がはるかに大切だ。」というように書いていることです。 ---2010/05/21 09:28追記---  ツナさん、ご心配おかけしごめんなさい。最近退会者が増え,貴重な詩や散文が消えていくのはとても残念なのですが,何とかしたいと思ってもこじれるばかりでは…  あなたのやさしさに感じいっています。
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