ポイントなしのコメント
[菊西 夕座]
己を漆黒に浮かぶ無数の白銀の蚊に見立て、この次元を等間隔で円周が巡る巨大な蚊取り線香に見立て、何度打ち叩かれて潰されても次々に羽ばたいて生きて行き、あえて立ちはだかるその線香くさい骨組みの中心点に挑み、焼け落ち、うっすらと煙をあげながらも、確実に渦巻きを細らせていき、ついには円周を突き破り、大音声のヒビキヒカリ放ちて産声をあげ、水をかけられた灰の上に向こう次元の感触をえるという超脱感。見応えがありました。
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