ポイントのコメント
[白糸雅樹]
萩尾望都の漫画はかなり好きだけれど読んでいないものが多く、この漫画も読んでいません。しかし、佐々さんの、「萩尾望都の先をいけるが書ける気がしねーな」って言っているテーマはおもしろい。読んでいてある意味逆のことを考えたのですが、「あなた」と「わたし」のみでそこに他者がいない世界を形作ったら、おそらくお互いの境界を見失って、二つの自我を一つのものにしようとする結果、破綻してしまうのではないか、むしろ、「あなた」と「わたし」と「あのひと」で作られる世界は希望に満ちているのではないか、そんなことをぼんやり思ったのです。
p.s.
失礼。「あなた」ではなく「このひと」でしたね。でも「お互いの為に」「宿命」とあるのでやはり片方の思いこみではなく双方の、という印象を受けたので感想の言葉は置き換えないで、追記と謝罪をしておきます。ごめんなさい。
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