ポイントのコメント
[狩心]
1、2、3と読みましたが、3が一番読みやすく、分かりやすく書かれていて、 人物と人物のやりとりをゆっくりと追えるし、出来事もゆっくりと追えました。 メリサが魔法を使うところなんか、出来事としても面白いし、 メリサのキャラクター性の紹介にもなっていて、一石二鳥。 倫理的にも優しい感じなので、にっこり笑顔になります。 メリサとエスターのやり取り(会話)の中で、 メリサの心情、エスターの思惑と立場、さらには、国の状況と今後、 そのようなことを汲み取ることができ、よく書けているなと思いました。 >「わたしの力は夢。でも本当は見てはいけない夢もあるのよ。 >そして夢はどこまでも夢なの。夢はけしてひとりで見るものではないわ」 >「きっと王さも悪い夢をごらんになっている」 >しがみついたまま離れようともせずメリサはそう言いました。 >「ええ。だからあなたがいるの。そのことがわかる? メリサ」 ここなんかは核心に迫っているし、名言だなぁと思ったりしました。 そして、この部分を出してくるタイミング(作者の技)が絶妙だなと思いました。 自然にすうっと入ってきましたよ。 それに、二人はほとんど常にヒソヒソ話な感じなので、 それを盗み聞きできるだけで読者はワクワク出来ます。 大佐が出てきたことによって、新たなファクターが生じ、 どうなるんだろう、と先が気になりますw
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