ポイントのコメント
[とうどうせいら]
これだけ入り込んで書けたのは偉い、と思う。 筆者が妹君のきもちになりきっているので、 語りに不自然さがなく、読み手を引かせる隙がない。 むしろ清らかな切なささえ感じてしまいます。 目立つ技巧の作品ではないけどきちんと丁寧に作ってある詩だと思いました。 >おねえさまと呼べる喜び っていうフレーズがよい。 憧れをこめて慕わしく思うきもち。 それが自分の誇らしさの起点で、 思春期のはかなさの起点でもある。 少女の淋しさと喜びを簡潔に表現した一行がいいと思いました。
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