ポイントのコメント
[ジム・プリマス]
 なんだか東京都で古くからづづく町名が変更された時の話とか、土地狂乱時代に代々佃島に住んでいる下町の人達が、千葉に引越しした話とか、尺間法がメートル法に改正された時に、尺と間が実に染み付いて、目にも焼きついているんだから、それを捨てなさいとお上が言うなら、ワシの目をくりぬいてくれと言った大工さんの話とかを思い出しました。  最近、思うんですけど、どこの地方都市でも、なんだか全部、同じ風景に見えてしまって、漠然としか、感じなかったんだけど、もしかしたら日本人は想像力というものを見失いつつあるのではないか、この詩を読んでいて、そんな危惧が、また僕の中で湧き上がってきました。
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