ポイントのコメント
[The Boys On The Rock]
100作目、おめでとうございます。これまでの作品と、微妙な
タッチの違いが感じられました。これまで、Yockさんの作品は
他者に対する”やさしい視線”がモティーフとなり、路傍の花や、
恋人や椰子の実を歌うスタイルが多かったように思えます。本作
は、実在論的な不安、とでもいいましょうか、現在の自分自身を
含めた立場や存在に対して、言い知れぬ不安を表現されている
ように思われます。この作品が100作目であることに、Yockさん
には何か意味をこめているかもしれないとも考えましたが、
深読みのしすぎでしょうか?ただ、他者への視線が、振幅の
度合いで、たまたま自分の足元に向けられたとばかりには思え
ない気がしました。
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