ポイントのコメント
[杉原詠二(黒髪)]
非常に豊かな映像が見えて、そのカメラワークの自在さと、囚われの少ない語選択に、うならされますが、一方で、各事象の間に、仏教で言うところの縁起の考え方が薄く感じられるので、映像として流れて行ってしまいます。各登場する場面同士の関係が薄いです。つまり、それぞれの場面が関わり合って、因果によって結び付けられれば、脳汁をどばどばだすような、堪えられない一篇に仕上がると思います。独特の能力をお持ちなので、脳汁的観点から、見直されるといいと思いました。 ---2025/09/19 11:19追記--- あらがいさんへ、室町さんは、ハードボイルドで禁欲的な詩を書かれるように思えたので、愛の脳汁が必要だと思ったのです。もちろん、それに執着しては、さとりがなくなるので、体験した上での自在なコントロールが出来るようになることが、詩書きには必要です。脳汁のコントロールは、エクスペリエンスの本質をあらわにしたところで、可能になるのではないかと。様々な経験があり、型どおりにとらえる必要はないと思います。ハマスには脳汁が必要だし、イスラエルには禁欲が必要だとみております。悲惨にさらされた人は、聖母マリアに抱かれ、オキシトシンを放出することが必要だし、他人を殺して平気なものには、その放縦なところを抑制して、自己の悪を反省する自己克己が必要なのですね。わたし自身は、両方の極端にさらされてきたので、いい加減に事務処理能力を取り戻して、淡々と毎日を過ごさないといけないと思っています。 それは味気ない、と思われますか?とんでもない、禅悦というものが存在するのです。 知識・洞察・詩的直観は、年齢を重ねるほど磨き続けることが、できるのです。脳の可塑性によって。さらに、智慧だけではなく、感官を鎮めて、精神集中をすることもできます。
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