ポイントのコメント
[ハァモニィベル]
題名の大きさに内容が追いついていない印象を受けましたが、 もしこの作品の題名が 『恍惚と忘却の河』だったとしたら悪くない作品だと思いました。   >海へと辿りつくまでに、   >忘却の営みが沈む この二行が、本作の肝だと思うので。 影はともかく、《ヴィヨンの橋》と言うと、 その下を流れる川や周囲の様子を描くだけでは物足りない気がします。 その橋の向う側と此方側に何があるか読者は気になるからです。   ヴィヨンと言うと 当然、中世と近代を繋ぐ詩人ヴィヨンを想起するからで、 彼の橋であれは、<インテリと犯罪者の間><罪と赦しのあいだ>や 死刑囚となり<生と死のあいだ>にも、架かっていたと思うからです。 この作品だと、下を流れる川の方に終始焦点があたっているので、 上記の最初に述べたような感想になりました。 (私の「詩の動物園」を読んで頂きありがとう御座いました) ---2025/08/16 23:01追記---
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