ポイントのコメント
[朧月夜]
「あなたには」「あの神聖が」「あれは」といった記述に、まだレトリックに引っ張られているな、という感じはするのです(ですが、それはこの作品が稚拙であるということを謂いするものではありません。勢いというのは、どんな作品にあっても大切なものですから。全体的に、この文章の真意はどこにあるのかな? ということを感じさせる作品だと思います。このことは、先に書きました「まだレトリックに引っ張られているな」とも共通する印象です。秋葉竹さんは投稿歴も長い方ですし、一貫して「秋葉竹らしさ」を貫いていらっしゃるという点で、貴重ではあると考えております。この詩においては、約9カ月(ほどでしょうか?)の沈黙を通過して、秋葉竹さんが再度このサイト(現代詩フォーラム)に投稿を再開された意図はなへんにあるのか。ということを思うものなのです。過去にも、自身の感受性のみに基づいて詩を投稿し、このサイトから去られた方は大勢います。わたし自身の感触としては秋葉竹さんはそうではないと感じられるのですが、今後の作品の発表においては、自身の著作における重心というものを常に意識したうえで、さらにはそうしたことを前面に提示しつつ、作品を発表なさると良いのではないのかなと感じました。
---2024/04/05 02:59追記---
戻る
編集