ポイントのコメント
[アラガイs]
結局我々生きものという物体は空間という三次元を知覚しているために他の物体を正確に認識していると思われているのですが、二次元による線や平面の世界ならば、そのほとんどは眼による錯覚だと言えるのでしょう。その最たるモノが絵画やテレビジョンですね。本格的に画を習うためには先ずデッサンをいたします。デッサンには「外形」「量塊」そして「運動」による基本3っの線が求められてきます。立体の頂点を表し境界との輪郭を示す外形。稜線は面と面との境界線でその境界の量感や立体感全体感を表現する面取りやマッス(塊)。そして線の持つ自由な意思によって自律的な動きや構成による把握を暗示する動き。これら平面図に描かれる線影のすべてが、我々の眼に映る錯覚を美意識と置きかえて知覚に働きかけているのでしょう。 〜空間を国家としてならしめる線。または〜グラスの欠片にも意思への線が宿る。とは眼による世界感をひとつの案による証しとして、観念によって見えない世界線までもを認識することができるならばこの空間は。つまり我々が暮らす三次元世界とは一体なんであろうか、と問いかけているのです。 そうしたけっこう難解なテクスチャを根底に配した作りだと思うのでありまんす。 今月投稿の詩人会ならば入選おめでとうございますう。またよけいな事を、阿呆です。拝 ---2024/02/23 00:47追記--- ---2024/02/23 01:01追記---
戻る
編集