ポイントのコメント
[アラガイs]
「小さなマラソンランナーへ」 …小ぶりの雨が降りだせば、僕はいつもマラソンランナーになって走ります。 軒先や裏庭をすり抜けながら、何周も何周も声援のなか沿道を走っていきます。 やがてつめたい雨は穏やかに僕の肩を凍らせ、靴底も水たまりを避けて歩き出しました。 もう裏庭もアスファルトの道も走ることはないけれど、 あの日ゴールを目指して、いまでも言葉を走らせています。 ※ 申し訳ない。返詩の形とさせてください。
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