ポイントのコメント
[鵜飼千代子]
生きることに困っていない立場から書かれた詩だなと思います。 「それじゃダメだ、もっと崩れなければまともな詩は書けない。」という叱責もあるやもしれませんが、詩をかけなくても困らないので、スルーでいいのではないかなと思います。 はたから追い立てられなくても、書かざるを得ない逃れられない物を背負い込んでしまった人はいるし、悲しむのではなく財産だと思えばいいと思います。 未成年の頃、意見発表会の代表に何度もなったのですが、内容が淋しくて。どなたかの作家がどなたかの著名人に「それはあなたの財産ですよ」と、「不幸」という言葉で安易に置き換えられやすい生い立ちについていわれていて。 作者は、これからたくさんの泥に頭を押し付けられたり、泥水をのまされたりという経験ができると思います。 避けるのも由。 詩を書けたからといってどうということはないので、触りで離れるのも利口だと思います。
戻る
編集