ポイントのコメント
[鵜飼千代子]
孤独についての発想は独自的だと思いました。孤独を引き受けるのではなく、孤独を認識する、なのでしょうか。他者を独占、完全同期(ミラー)出来ないことを「孤独」の指標にしているように受け止めたのですが、そこには「強引に引き寄せない」という、ストイックな慎みがあるのでしょう。
〈七夕に願うこと〉が好きです。ここから、足を踏み出せるか?(孤独のいくばくかを自分の内側に取り込める、引き受けられるのか)ということは、考えどころかもしれません。
ぶっちゃけた話、孤独を外に置くことで自分を守っているわけですから、恋人がいれば相手はいつも心は干からび気味でしょう。サボテンでもなければ無理かな?サボテンでいいのか、どの辺りで迷走している?ということも考えてみるのもいいのかもしれません。
もちろん、今の作者だから書ける詩を今後どうなっていくのか追跡したいという読者もいるでしょう。
作品感想というより、余計なお世話になってしまいました。
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