ポイントのコメント
[オダ カズヒコ]
「様式の再生産を繰り返す詩人には どこか欠けているものを感じる。」 ぼくも「様式」美には拘わる派なので、広田さんの 問題意識に、問われている側に立つような気がする。 こっちの勝手な思い込みですが。 で、まぁ、様式というか、自分の中にある「金型」みた いなものがあって、そこに言葉を溶かし込んでプレスす るという方法論は、技術というか、詩(ピーク)に辿り つく唯一のルートだという認識があって。 他の方法論を頭の中の回路に作り出すということは、また 一から学ぶ、途方もない作業のような気がする。 「欠けているものを感じる。」 とされている件は、ぼく流の解釈で、咀嚼していくなら、 新たなる言語空間への、チャレンジ精神の欠落ということ だろうか。 端的かつ明快に、展開されている批評文だという印象を 持ちました。
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