ポイントのコメント
[砂木]
朝は 来るのではなく さまざまな手により 創られるだなあ。 詩人の目と手を感じます。 太陽が昇るのを奇跡とうたう詩を 読んだことがありますが 深夜から働く何者かの力により受け取る 羽を持つ朝の足跡が夜の屋根の上を たどたどしくけれど ついに渡り 角笛のような形無き笛は 縁取りの中に 消えていくような。 海からくる 水平線の波のかすかな音が しだいにひいて 緑に変わるような 静かに泣きたくなるほどの 深夜に 闇が光であるような 再生の 待ち望む朝の光への 憧れを感じます。
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