ポイントのコメント
[黒髪]
『冥界の門』(ワイス&ヒックマン)というファンタジー小説が、僕が今まで読んだ中で一番面白かった小説です。
それはさておいて、悪魔主義、というふうにポーやボードレールは自分たちの文学を提示していたということです。
この詩の悪魔は、だから、文学的でもあり、小悪魔のように、コケティッシュでもあるのでしょう。海外の風習は、どこか異国的で、現代のなんでもあるような世界では、現実とさらに親和度が高いのだと思います。
人間になりたがってる悪魔、というよくあるようなイメージで、意外な電車というような工夫をしているところが面白いですし、王道だと思います。
ぼくなら悪魔の自分をどんな風に評価するかなあ。現代において、悪魔は悪でも善でもなくて、と感じてしまうのは、本物の悪魔がちゃちくおもえるくらいの愚行を、人間がしてきてしまったからだと思います。
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