ポイントのコメント
[アラガイs]
「我々は樹木に倦み疲れている。我々は樹木や根を、また側根をも信ずるべきではない。そうしたものを我慢しすぎていたのだ。樹木状の全文化が、生物学から言語学に至るまで、そうしたものにもとづいている。逆に、地下茎と空中根、雑草とリゾームの他には、何一つとして美しいもの、愛にあふれたもの、政治的なものなどない」。…ドゥルーズ/ガタリ 。 「書くこととはリゾームを作り出すことだ。」 二項的な論理を誘導させるリゾーム的な行為とは。いわゆるスキゾフレニックな読みの行為のシステムの本質。定住的な志向性を放棄する「ノマドロジー」誤読理論、反権力的思考を映し出す。この言語感は内的差異(差延)発現の契機を捉えた脱構築またはその批評へも通じる。 ノマドロジー(遊牧民的な思考)「けっして根にはならないこと、根を生やさないこと」いまだ充分にインパクトを与えられていないこの理論批評の提言 。 「狼おとこたち」に与えられる繰り返し見る夢とは 、意識された身体器官を準る一般的概念の価値判断を揺り動かし、その有無に隠された表皮の死と再生は基準を置くことなしに、また新たな認識領域へと導かれるのだろうか…。
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