ポイントのコメント
[HAL]
109の交差点は一度訪れて余りのひとの多さに驚いた記憶がありますが、この作品はそんな雑踏の音を消し去り主人公(多分梅昆布茶多分さんだと想いますが)何かノスタルジーだけが描かれていて悲しみに近い切なさを覚えてしまいました。とくに《JAZZ喫茶が青春だった頃》の一行とフェルメールの静謐の反対側に属する清志郎クンとバイクの対称が上手いなと感じました。佳き詩人は言葉を楽器に新しい旋律を奏でられる音楽家でもあるとも発見したことは、僕には恩寵でした。お見事の一言が長くなってしまってすいません。でもとても佳い詩です。
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