ポイントのコメント
[たま]
オッパイの詩はたくさんあってほとんどが楽しめる詩だけど、この詩は胸が痛む。乳がんの手術をしてそのことをエッセイに書いて新聞に投稿して掲載された友人がいる。とてもユーモアにあふれた楽しめるエッセイだったけど、心底笑えなかった。それは当然のことだけど。salcoさんの体験でないことを願いつつこの詩はsalcoさんの乳がんの詩だと受け止めて読みました。友人が書いたエッセイの対極に位置するものと思えますが、果たしてそうだろうかという疑問も持ちます。どちらも肯定するからです。どちらも人間を描いているからです。どちらも書き手は女だからです。じつに創作と云うものは残酷な行為であると言えますが、コントロールする力を保ちたいと願うのです。友人はその後、重いウツになってまだ回復していません。なぜ、力強いエッセイを書いたのに救われなかったのか?ぼくとしては悔しい思いだけが残りました。(あくまでもこれは創作のお話しですよ)
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