ポイントのコメント
[草野春心]
簡潔で奥まで届く詩ですね。 清濁併せ呑むことは本当にいいことなのか、 問われているような感じになりました。 余談ですが、 僕も最近たくあんにかびが生えていて泣きそうになりました ---2011/06/30 07:17追記--- 追記します。 よく読むと、この詩は「かび」を全く定義していない。 悪しきものなのか、それとも別のなにかなのか。 悪しきものと定義した方がわかりやすいのは確かだけれど、 そうするとこの詩のエネルギーは霧散する。 政治的な意味合いを帯び、 ともすれば散文へと還元されてしまう。 それをしないことで、 読み手に解釈の余地を残している。 詩に多義というエネルギーを付与している。 そこが実にこの作品のいいところだ。
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