ポイントのコメント
[ヨルノテガム]
鳩 から ある幼い記憶の断片の 細かな道筋を探っていける文章で ミステリー小説ならぬ、散文だけど ミステリー詩 な文章でした スゴイ良い文章書きますねw 散文はプロ並に感じます 鳩が空のスイミー。へ変化していく描写も 鮮やかでした  >わたしはもう、ほとんど賭けをしない。賭けをしなくても、 >律したり、罰したりできるからだ。物事のやり方を、 >数年前よりは心得ているから。横断歩道の真ん中で、 >立ち止まったまま死ななくてもよくなったのだ。 横断歩道の真ん中で立ち止まったまま死ぬ という表現は 前回のディスコミュニケーションの表現と繋がるような 子どもっぽい、または或る限定されたルール内、 簡単に意思疎通の図れないような或る次元のモノ、を 現わしていると思います 息を止めるだとか 死ぬ という感じまでは 僕の記憶では そこまで過激な到達点は無かったのですが 過剰さが増すと「儀式」のような趣きもありますね 意味のないもの、わけのわからないこと という 一見大人では意志の疎通の図れないものは 何かのルールに満ちているんだなぁ というのが 今回の感想です そして別の大きなルールも知っていく 不思議な、遊びのような、遊びでなく境界の曖昧な 穴に入りこむような文でした
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