ポイントのコメント
[服部 剛]
この詩は「老境の心」を感じる、味わいのある詩ですね。
「紅葉(もみじ)?」にイメージを重ねた「手」を、
詩人の観察眼で魅力ある詩の世界を描いていますね。
「手」が落ちていたり、人々に「手」が無かったり・・・
というところにとてもポエジーを感じます。
年末年始に一人旅で松雄芭蕉生誕の地に行ったのですが、
上野公園で、まさにこの詩のような想いで歩いていました。
最後の二行は、意外な感じもしました。
どきっとさせる、予想外?な感じでいいのかもしれないし、
あるいはそうでないかもしれないし、
いろいろな意見を聞いてみたいなぁ、と感じました。
いずれにしても、中身のある、
僕が見習いたい点が多々ある、いい詩でした。
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